今、旬のロックバンド BBHF。前身であるGalileo Galileiの生まれ変わりとして、新しい軌道に乗った彼らの音楽とは?
今、ひときわ注目を集めつつあるロックバンドがある。
それはBBHF(ビービーエイチエフ)というバンドである。何も知らない状態でこのバンドの曲を聴いた時、なんだか聴き馴染みのある声に驚くことがあるかもしれない。なんといってもこのバンドは、Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)を前身としており、それの生まれ変わった姿なのである。
Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)といえば「青い栞」「ハナマスの花」など、爽快なロックチューンで人気を集めていた、北海道の稚内という北端で生まれ育ったバンドである。
Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)自体は、2016年に解散をしている。突然の解散発表に筆者自身も驚いたのを覚えているが、こうして新しい形でバンドを組んでいることもまた驚きである。
こBBHF(ビービーエイチエフ)というバンドは、Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)とは何が違うのであろうか...?
◆ BBHFはTHE1975っぽい?前身バンドよりもさらに大人びて、ライトな上品さがもたらされたサウンド。
BBHFのサウンドは、Galileo Galileiの時の爽快さ、清々しさというようなイメージは失っていない。
変わらない、ロックバンドという体裁を保ち続けている彼らは以前の魅力は全く失っていないのだ。それでいて、もちろん変化も感じられる。
Galileo Galileiの時よりもなんというか、上品さが増したように思われる。それでいてシティ感があって、都会的な情緒を感じさせるようになっており、イギリスのポップロックバンド・THE1975を彷彿とされるようなサウンドである。
今のBBHFは、知名度的にいえばそんなには知られていない。だが、Galileo Galileiの時でも証明されたように、確かな才能を持っているメンバーが揃うバンドだ。今の新体制・BBHFの音楽もやはり聞きごたえがある。
この夏に、多くの人にオススメしたい音楽である。
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メディア運営:Evening Music Records株式会社
解散から早4年…「青い栞」など、夏になると思い出されるGalileo Galileiというロックバンド。
2020年の日本は今、夏真っ盛りである。
相変わらず今年も蒸し暑い日には続いており、セミもしきりに鳴いている。いわゆる夏の日常が目の前には繰り広げられている。
だが2020年は歴史上に残る、イレギュラーな一年となることだろう。夏の風物詩である夏祭り、花火大会などは新型コロナウイルスの影響によってどれも軒並み中止。
夏フェスの開催も、甲子園大会の開催も今年はない。どこか不自然で、違和感の残る夏であることは間違いない。
さらには本来今年の開催が予定されていた東京オリンピックも来年に開催が延期、今年予定通り開催されていたら、今頃どうなっていたのだろうかとつい考えてしまう。
夏といえば、で想起されるものはいずれも2020年夏にはその姿を現していない。
本稿においては、夏といえば、で想起されるちょっと懐かしいバンドを取り上げたいと思う。
◆ 「青い栞」、「ハナマスの花」など夏を彩る音楽で溢れるGalileo Galilei。
北海道・稚内出身のロックバンド。Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)。
彼らは4年前に解散をしているが、今でも夏といえば彼らを思い出されることが多い。稚内という日本の北端で生まれ、育ったという珍しいバックグラウンドを持つ彼らは、恵まれた大地で特異な音楽感も育んできた。
「青い栞」「僕から君へ」などの代表曲はCMのタイアップソングなどにも起用され、知名度も当時のロックバンドシーンの中では高かったと言える。
彼らの音楽は総じて透明感があり、透き通ったピュア感がある。特に、蒸し暑い今のような時期に聴くと、まるでGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)の音楽には冷却効果があるかのように感じられるほどである。
繊細な音作り、巧妙なアンサンブルサウンドは彼らだけがもつ特徴的な要素があって、他のバンドには見られない。
今は解散してしまっているために、これからライブの機会などがないのはとても残念に思うが、これからも夏のたびには彼らの音楽が必要となるだろう。
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