Dragon Ash、先日のサブスク解禁に続き、過去ライブ映像もYoutubeに公開へ!21世紀初頭から現在までの彼らの系譜をたどる
先日過去全タイトルをサブスクリプションサービスに解禁したことが話題となったDragon Ash。
それに続いて、今回は過去のライブ映像3作品をYoutubeに限定公開することは発表した。3作品は3週間にわたって公開するスケジュールとなっており、初回である5/8のライブ映像をすでに公開された。今回はアーカイブなし、リアルタイムでしか視聴できないという超プレミアム公開となっており、来週以降の2作も見逃せない。
来週公開するライブ映像は、パッケージ化されていないという、まさに貴重映像であるのでより見逃せない。
彼らのライブ映像に触れるとともに、21世紀初頭から日本の音楽シーンを盛り上げてきたDragon Ashの歴史をたどってみるのも良いだろう。
▼ 日本代表の王道ミクスチャー・ロック、ヒップホップ界、ロック会でその名を轟かせる存在。
Dragon Ashといえば、今でこそ王道スタイルとも言えるほどのミクスチャー・ロックのテンプレートを作った存在とも考えられる。
彼らのデビューとほぼ同時期に、海外ではLinkin ParkやLimp Bizkitなどに代表される多くのミクスチャーバンドが、世界中を賑わせていた。現在でも、ミクスチャーロックといえば人気の音楽ジャンルである。MAN WITH A MISSIONやKing qnuなどが最近では代表格であろうか。
そんな中でも、Dragon Ashは日本のミクスチャーロックシーンの礎となった存在とも言える。そんな彼らのこれまでの作品、ある程度形を変えつつもこれまでミクスチャー・ロックとしてのスタイルを崩したことがなかった。そんな一貫性のある彼らの男らしい音楽、要チェックである。
--
運営:Evening Music Records株式会社
サブスクリプション解禁をしたDragon Ash、その意図や利益とは何か…
日本のロックシーンで長い人気を誇るミクスチャーロックバンド・Dragon Ashが先日これまでの楽曲を各サブスクリプションサービスにて解禁した。
いわゆる”サブスク解禁”というものである。これらは今多くのアーティストの間でムーブメントといっても良いほど、スタンダードともなりつつあるスタイルである。サブスクリプションサービスで楽曲を配信することのメリットは多くある。
まずはそもそものサブスクの持つ手軽さから、これまでより多くのユーザーに聴いてもらいやすくなり、知名度の向上などといったものが計りやすくなった。これはどちらかというと若手アーティストに特に当てはまることかもしれない。
反対に、Dragon Ashのようなキャリアの長いバンドであればデビュー当初の楽曲なども、サブスク解禁をすることで改めて多くの人に聴いてもらうことで、懐かしさを感じてもらう、いわゆる”エモさ”を感じてもらうきっかけになるのだ。これはアーティスト側にとってかなり徳のあることかもしれない。
古い楽曲は新規で音源をフィジカルで買ってもらうことは期待しづらい、セールス的に価値の低くなっているものだが、サブスクにおいて聴いてもらえれば古い楽曲がまた新たな収入源となる。こういったことを考えると、今回のDragon Ashの楽曲サブスク解禁はこういったメリットを見込んで行った可能性も考えられる。
◆サブスク解禁が待望されるアーティストはまだまだたくさん。彼らはなぜサブスク解禁しない?
今や嵐・Mr.Children・サザンオールスターズ・BUMP OF CHICKENなど日本を代表する多くのアーティストが楽曲をサブスク解禁している。最近ではaikoもサブスク解禁するなど、やはりその動向はムーブメントといっても過言ではないように感じられる。
だがそれでも、まだサブスク解禁をしていないアーティストは多い。ジャニーズ事務所所属のアーティストも多くは未だサブスク解禁していないなど、まだまだ待望されるアーティストは多くいる。
一体それらにはどういった意図があるのであろうか?セールス的視点で考えると、やっぱり音源の売り上げはサブスクの売り上げより圧倒的に高いということが考えられる。いくら再生回数を稼いでも、CD一枚の売り上げにはなかなか及ばないという現実はある。
固定ファンが多く、まだまだフィジカル音源の売り上げを期待できるファンを多く抱えているアーティストならば、サブスク解禁に舵を切らない理由も少し納得できる気がする。
◆今後サブスクがスタンダードとなる?それともフィジカルは残り続ける?
先述したように、多くの若手アーティストは音源を最初からサブスクで配信するというのがスタンダードとなりつつある。あいみょんやofficial髭男dismなどに代表される最近のアーティストは”サブスク世代”とも言われているように、サブスクリプションサービスが普及した最初の世代として今後も位置付けられていくであろう。
さて、こういったスタンダードの変化の中でフィジカル音源は残り続けていくであろうか?フィジカルにはフィジカルの良さがあるのはいうまでもない、歌詞カードやジャケットのデザインもフィジカルならではの楽しみ要素である。
そういった魅力あるフィジカルの生存には、これまでのフィジカルならではの魅力と、サブスクにもまさり続けるオリジナリティが打ち出されていく必要があると考える。
---
運営:Evening Music Records株式会社