高まる「オンラインフェス」「オンラインライブ」の盛り上がり。今後オンライン形式は定着化するか?
近頃盛り上がりを見せているのが、「オンラインフェス」・「オンラインライブ」などといった新しい形でのライブ配信コンテンツである。
今までのスタンダードで言えば、もちろんライブというのはその場にいて生で楽しむもの、というものである。
だが昨今の新型コロナウイルスの影響を受けて、ライブの楽しみ方も多様になってきている。コロナ禍にあって、人が密集することができないために、しばらくはライブを楽しむという行為が完全に諦められていた。
だが、まさにこのコロナ禍をきっかけに「オンラインライブ」というものは始まり、盛り上がりを見せている。
最近では、SUMMER SONICを運営するクリエイティブマンが、「オンラインサマソニ」と銘打って過去のサマソニのライブ映像をYoutubeで限定公開したことが話題となった。
「オンラインサマソニ」に関して言えば、過去の映像を公開するというものであった。だがもちろん、実際のライブを生配信するというパターンもある。特に注目を浴びたのは、サザンオールスターズが横浜アリーナからオンラインライブを開催することを発表したということである。
チケット価格、つまり視聴にかかる金額は実際のライブより手頃な3000円代。また配信ライブであるために、キャパ制限がないことから希望する人はもれなく視聴することができる。
オンラインライブの出現によって、新たなエンターテイメントが生まれたようにも思えるが、今後の定着はあり得るのだろうか?
▼ やはりライブは自分の目で目撃したい? オンライン形式の今後の需要は不確かか。
オンラインライブが盛り上がりを見せていることは間違いない。だが、今後それが定着化するかについては微妙なところである。
やはり本来ライブというものは、自分の目で見て、体感できるからこその面白さというものがある。画面越しだと、どうしても実際のライブよりかは物足りなさもあるだろう。
オンラインライブを楽しんだ後には、やっぱり実際のライブにも足を運びたいという気持ちにもなると考えられる。
つまり、オンラインライブと直接現場に足を運んで楽しむ生のライブは、全くの別物とも考えられる。
そうなると、今後主流がオンラインライブに傾いていくというよりかは、既存の生ライブと新しいオンラインライブの共存ということも予測される。
中には、生ライブよりも、自室でゆったりオンラインライブを楽しむ方が良いと感じる方も多いことであろう。
これまでフジロックがやってきた、Youtubeでの同時ライブ配信のように、実際にライブを開催しつつ、その模様をリアルタイムで配信するといった形式が今後需要として高まるのかもしれない。
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運営:Evening Music Records株式会社
クリエイティブマンが電撃発表!過去サマソニのライブ映像を配信する「オンラインフェス」を開催へ!
毎年夏にサマーソニックを運営するプロモーター会社・クリエイティブマンがとある発表をした。
それは、「オンラインフェス」の開催である。
オンラインフェスとは一体何か?今回クリエイティブマンが開催するこのオンラインフェスは、過去のサマーソニックのライブ映像を抜粋してyoutubeで配信するというものである。
そして、何と言っても今回のオンラインフェスで配信されるアーティストがかなり豪華なものとなっている。
全て挙げると、 Mr.Children・BTS・Linkin Park・Metallica・Arctic Monkeys・The 1975・Underworld・Radioheadというラインナップになっている。かなり、厳選された大物ぞろいとなっている。
特に2013年に出演したLinkin Parkなど、これはLinkin Parkが最後にサマソニに出演した時のライブ映像が配信される予定であり、かなりレアである。これまで公式の映像が出回ったこともないので、誰もが初見という状態である。
同じくMr.ChildrenやBTSなども同じくである。どれも必見であることは間違いない。
▼ 同時に、SUPERSONIC開催に向けた声明も発表。同じく必見である
そして、今年9月に開催を控える「SUPER SONIC」
クリエイティブマンも、出演するアーティストも、来場する予定の人々誰もがSUPER SONICの開催を諦めてはいない。今回のオンラインフェス開催の発表と同時に、クリエイティブマンの代表・清水氏のコメントをはじめとして、これまでサマソニに出演したことのあるアーティストや、他関係者など多くの方からコメントが寄せられている。
すでに多くのフェスが今年の開催中止を発表している中、SUPER SONICは今年の開催を諦めてはいない。それどころか、前向きにプロジェクトを進めているようにも思える。
国内だけでなく、世界中のフェスが開催ができない状況にある中、SUPER SONICは最後の希望的存在でもあると言える。
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