無許可音楽アプリ、今月頭からいよいよ違法に。業界ビジネスを壊しかねない”悪”を裁く体制、ついに整う。
ここ数年で、音楽業界を大いに悩ませてきた ”無許可音楽配信アプリ”。
こういった存在は、きっと多くの人が認知しているものであろう。もしかしたら身の回りにこのアプリを使っていたことがある、あるいは今もまだ使ってしまっている、などという人もいるかも知れない。
まず、事実として、2020年10月からこれらの無許可音楽アプリは罰則対象となった。つまり、違法であるということだ。こういったアプリを運営する当事者はもちろんのこと、アプリを使用する人も罰則対象となる。
これらの無許可音楽配信アプリの問題点は、"著作権" にある。本来ならば、音楽を聴くのにはお金がかかる。時代を遡れば、レコード・CD・カセットテープなどといったフィジカル音源を購入することで、人々は音楽を聴くことができていた。
それが時代は進み、デジタル端末の普及によって音楽をダウンロードするという行為が一般的なものとなった。つまり、フィジカル音源を手にしないでも、音楽が聴けるようになったということである。
それは同時に、音楽を聴くことに対するハードルが低くなっていったということである。このこと自体は問題はなく、むしろ敷居を下げることになったという点では、良い意味をもたらしたと言っても良い。
しかし、それが行きすぎて、ついには無料で音楽を聴けるプラットフォームが生まれてきてしまった。この一連の流れは、ある意味時代が進んだことによる宿命とも言えるかも知れない。
◆ 違法アプリのユーザーのほとんどは若年層・・改めて、リテラシーが問われる問題。
興味深いのは、違法アプリのユーザーのほとんどが10〜20代という若年層であるということだ。
( ※ 参照URL:『無許可音楽アプリ運営など罰則対象に 改正著作権法きょう施行』 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012642421000.html )
最新のデジタル端末や、ネット環境に非常に馴染みのあると思われる世代ではあるが、ネットリテラシーなどという点は、欠如しているのも否めない。違法アプリの利用に関しては、周囲の友人など多くの人が利用しているという影響もあってか、違法アプリを使用することに対しての罪の意識がないというのも原因かも知れない。
これまでは違法アプリに対する制限もなされていなかったために、自分がそのアプリを使用したところで罰則は受けない、という安心感なるものもあったと思われる。また、学生など、特にお小遣い制で財布をやりくりしている世代にとっては、音楽を聴くことにそんなにお金をかけれないという事情もあるだろう。
尤も、今でもApple MusicやSpotifyのような、月額制のサブスクリプションンサービスなどがあるものの、違法アプリで不自由なく音楽を聴けているとならば、わざわざお金をかけてまで音楽を聴かない、という発想にもなってしまうのかも知れない。
少なくとも、今回の動きによって、今後の音楽ビジネスは守られるようになるはずである。これから音楽が文化として成り立っていくには、違法アプリは排除しなくてはならない。
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初開催から5年ぶり『ONAKAMA 2021』開催へ!日本のロックバンドシーンの最前を走る3バンドによる、夢の共演が再び。
日本のロックバンドといえば、最近ではどのようなバンドが最初に思い浮かばれるだろうか?
若い世代の人の間では、特にロックバンドシーンというものは健在な人気ぶりで、あらゆるロックバンドがひしめいている状況でもある。そんな中で、例えば04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNT、THE ORAL CIGARETTESなどというバンドはどうだろうか?
やはり若い世代の間では絶大な支持を得ているバンドで、ライブ会場の様子も非常に活気に満ちている印象だ。新興のロックバンドというような印象を抱かれることも多いかもしれない。
それでも、今や、彼らはそのシーンの中では大御所的存在で、それぞれかなりの動員力を誇っているのも事実だ。
そして、上記で取り上げた3バンドが共演するイベントである『ONAKAMA 2021』が、来年開催されることが発表されている。ご存知の方も多いと思われるが、この『ONAKAMA』、以前にも開催されたことがある。
◆ 実に5年ぶりの開催、それぞれがもっと大きくなって再集結。会場もさらに大きな舞台へ・・
初めて『ONAKAMA』が開催されたのは、2016年のことである。そこから月日は経ち、実に5年ぶりの開催となった。
5年という月日はあっという間なものだが、この3バンドにとっては非常に密度の濃いものがあったのではないだろうか。それぞれのバンドがともに、その知名度を上げ、ファンを獲得し、その地位を確率してきた。
初めて『ONAKAMA』が開催された時には、それぞれがまだ駆け出しのような立ち位置にあったかも知れないが、今やそれぞれがロックバンドシーンの代表的存在である。
まさに、それぞれが実力を付けて再集結するという『アベンジャーズ』状態である。
来年の開催を予定している『ONAKAMA』。まずは、無事に有観客での開催が成し遂げられて欲しいところである。
※ ONAKAMA公式サイト: https://onakama-live.com/
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今、キテるロックバンド!ブレイクも間近か。新しいJ-ROCKの風を吹かす・オレンジスパイ二クラブ。
日本における音楽シーンで、ファンの数が多く、支持基盤が絶大なのがロックバンドシーンであろう。
ロックと一言で括るのは、現代ではあまりに抽象的とも言えるかも知れない程に、ロックというジャンルは多様化している。ロッキング・オン社が主催する毎年夏のおなじみ、通称・ロッキンでは、出演するほとんどのアーティストがロックミュージックのエッセンスを取り入れた音楽を成している。
あらゆるジャンルのアーティストが乱立する世の中にあっても、なんだかんだロックバンドというものの人気は変わらないものがある。各々のライブハウスを盛り上げているのもロックバンドであるし、それは大型フェスにおいてもやはり一緒である。
そんなロックバンドシーンにおいて、真性のロックを奏でながら、ゆったりとしたJ-POPのエッセンスも巧みに取り入れた精巧なバンドが今、”キテいる”。
そのバンドの名は、オレンジスパイニクラブ。このバンド、ブレイクも近いと見える。
◆ 一人で長閑な街を歩きながら聴きたい・・風情あるロックを奏でる若きバンド・オレンジスパイニクラブ。
このオレンジスパイニクラブというロックバンド、非常に風情が溢れていて良いのだ・・。
男性4人組で構成されたこのバンドは、とにかく優しいロックの音を奏でている。ロックバンドという体裁を持った上で、各パートのアンサンブルはこれでもかという程に、優しく耳に入ってくる。
ロックバンドらしい叙情的なサウンドを、”優しさ” へと完全に転換させているとでも言おうか、都会的というよりかは ”田舎的” で、カントリーだ。
1人で長閑な街を歩きながら、ゆったりとした気持ちで聴きたい。そのシチュエーションが1番、オレンジスパイニクラブの音楽に触れる上で最も適切である様に思う。
是非、皆さんにも彼らの優しさに触れてみて欲しい。
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ついにNY進出? Perfumeの新曲『Time Warp』のリリースをPRする屋外広告が、タイムズスクエアに登場!日本人初の快挙・・
日本の大人気グループ・Perfume。
Perfumeの新曲『Time Warp』は、ここ最近で大変盛り上がっていて、流石の彼女らの実力を見せつけられる様な印象を抱く。ただ、この "Perfume波” は日本国内にとどまらず、海外にも押し寄せているのだ。
すでに掲載は終わってしまっているのだが、9月18日から24日の間に、Perfumeの屋外広告がとある街にて掲載されていたのだ。その街は、アメリカ・ニューヨークである。誰もが知るあのタイムズ・スクエアに、Perfumeのビジュアルが掲載されていたのである。
この広告は、Apple Musicとのコラボによって作られたものであるようで、日本人アーティストがApple Musicと広告でコラボをするのは史上初であるという。
まさに世界のPerfumeが、また1つ快挙を成し遂げたのである。
◆ Coachellaへの出演も経験、さらにPerfumeは世界的アーティストへの階段を上る!
Perfumeが『ポリリズム』で国内でブレイクを果たしてから、実に10年ほどの月日が経っている。
すでに日本においては、誰もが彼女のことを知るような、まさに国民的グループとなっている。そんな Perfumeが歩む次のステップとして、やはり世界進出という野望があるだろう。
昨年に、はアメリカのコーチェラで開催されるフェス・Coachellaに、日本人アーティストで唯一の出演を果たした。現時点ですでに、Perfumeの名前は徐々に海外でも広まりつつあるのだ。
それに加えて、今回のニューヨーク・タイムズスクエアでの屋外広告への登場。海を渡った地での音楽好きは、すでにPerfumeという日本のアーティストの可能性に気付き始めているだろう。
Perfumeは、今後ますますその活動の勢いを増していくに違いない。
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日本経済新聞も取り上げた!日本のヒップホップクルー・舐達麻の一貫した格好良さとは…
日本で最も長い歴史を誇るメディアである "新聞" 。
その新聞の中でも五大紙と呼ばれる、いわゆるビッグ5的な括りで用いられる内のひとつに、"日本経済新聞" がある。媒体名の通り「経済」を中心に取り扱う新聞で、購読者の多くがビジネスパーソンである。
取り扱うテーマがテーマなだけあって、他紙とは比べて「堅い」というようなイメージも一般的に持たれがちで、なかなか他の新聞とは一線を画しているようなイメージがある。
そんな日本経済新聞と、ヒップホップという音楽ジャンルが、まさか縁があるものとは考えづらいだろう。しかし、すでに多くの人が目にしているかもしれないが、日本経済新聞の紙面で日本のヒップホップクルー "舐達麻" が取り上げられた。
これには筆者も非常に驚いたのを覚えている。このことには一体、どのような経緯があったのだろうか...?
◆ アウトサイダーであり、世間とは距離を置くような存在。それでも日経新聞は、彼らの魅力を突き止めた。
日本経済新聞に、舐達麻の記事が取り上げられたのは2020年9月23日のこと。記事タイトルには、『舐達麻 ならず者として生きる、リリックに覗くリアル』というようにある。
確かに、舐達麻は世間的に見ればならず者というように括られる。過去には犯罪を起こして、服役したという経験もあるメンバーたち。しかし、彼らはそういった過去に対して全く嘘をつかないのだ。
舐達麻が作り上げる曲においても、そういった過去の過ちについて、正直に真っ直ぐにリリックで言及している。実際の犯罪メンバーであった名前も登場してくる。非常にリアルな過去を歌っているのだ。
過去を偽ることなく、そして、今もその先も、彼らは一貫した信念を持って進むという意志が窺える。ヒップホップアーティストという "曲がりもの" な存在であって、世間大衆からは目を背けられることの多い立場。
そんな彼らを日本の巨大メディアは追求した。そして、実際に記事として取り上げた。これは日本のメディア史に残る事実として捉えても、決して大袈裟にはならないだろう。
日本経済新聞のイメージが変わる、そういったきっかけになったとも言えるかも知れない。
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鮮やかでかつ攻撃的なサウンド!アメリカのポップロックバンド・FOUR YEAR STRONGの魅力とは…?
日本では、ここ数日で一気に肌寒くなって、秋を迎えている。急激な冷え込みによって、もはや冬の到来が早くも予感されるような日々が訪れている。季節によって聴きたくなる音楽も変わっていくもので、肌寒い季節の耳によく合う音楽というものは確かにある。
冬と言えばやはりクリスマスで、これから先もそういった季節感をイメージした音楽が次々とリリースされていくことだろう。
この様な前置きをしておきながらも、本稿では敢えて、やや ”季節外れ” とも捉えられるような音楽を紹介してみたいと思う。それは、アメリカ合衆国のバンド・FOUR YEAR STRONGである。
彼らは、2020年に最新アルバム『Brain Pain』をリリースしている。この新アルバムを踏まえた上で、このFOUR YEAR STRONGというバンドを紹介していきたい。
◆ 夏が最も似合う音楽・ポップロック。肌寒い季節には、体もあったまる効用をもつ?
本稿で紹介するFOUR YEAR STRONGというバンドは、ジャンルで言うとポップ・ロックである。
ポップ・ロックという音楽を思い浮かべた時に、秋頃や冬にはちょっと季節外れというイメージを持つかも知れない。と言うより、ポップ・ロックはあまりに夏の雰囲気似合い過ぎるのだ。
ポップ・ロックという音楽ジャンルが生まれたのは、比較的最近のことで、ポップ・パンクとも呼ばれたりするように、パンクを起源的なルーツとして持つ音楽である。
例えば、ポップ・パンクといえば、アーティストもファンも短パンを履いていて、さらに足元はVansのスニーカー、決め手にはビッグTシャツ、そして、片手にスケートボードという決まり切ったイメージがあるかも知れない。
これらの連想から、やはり夏を同時に想起させられるの無理もない。ポップ・パンクのルーツであるパンク音楽においても、モヒカンやダメージジャケット、鼻ピアス等のヤンチャなイメージが強く、これも同時に冬とは連想して考えづらい。
FOUR YEAR STRONGというバンドにおいてもやはり同様で、ハードコアの激烈なサウンドに、ポップ・ロックならではのメロディックなリフだったりノリというものが感じられる。
夏が似合うと同時に、元来のライブハウスという場所が本当に良く似合うバンドであると感じる。
日本はこれから冬に向かって、極寒の日々を迎える訳だが、FOUR YEAR STRONGの縦ノリの音楽を聴いて、心も体もあっためるのもアリである。
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ファッションブランド IKUMIがハードロックバンド 人間椅子とコラボ? 異色すぎる共演には、コンセプトの融合があった…
モデルのikumiが運営するファッションブランド・IKUMI。
そして、日本のハードロックバンド・人間椅子。この両者は、先日とあるコラボを果たしている。
両者とも "アパレル" と "音楽" という違うジャンルの界隈であり、両者ともニッチでディープな存在感を放っているため、この2者がコラボをすると言っても、あまりピンとこないかも知れない。
少なくともファッションブランドとミュージシャンがコラボするという、決して珍しくはない試みではあることを理解した場合でも、この両者のコラボが大変異色であることは間違いない。
しかし、両者には確かなコンセプトの融合が図られるようなきっかけがあった。
◆ ”合成ファッションショー”の実現、それには人間椅子とIKUMIだからこそなしえる要因があった。
ファッションブランドには、そのブランドが持つ確かなバックグラウンドや価値観、ストーリーといったものがある。
そういった唯一無二の要素を各々が持った上で、ファッションブランドというものは成り立っている。そして、それは音楽アーティストにも通ずるものがあるのではないだろうか...?
アーティストも、音楽という表現手法を持って自らの思いや価値観などを形にしている。表現方法は違えど、ファッションブランドも、音楽を制作するアーティストも、両者は同じクリエイターであって表現者であると言える。
また、今回、IKUMIと人間椅子のコラボによって果たされたのは、"合成ファッションショー” である。
人間椅子のミュージックビデオをバックに流し、IKUMIのアイテムを着用したモデルがウォーキングをする。こういった合成を動画にして、YouTubeにアップしているのだ。
その動画、つまり、ファッションショーの模様はIKUMIの公式YouTubeチャンネルにて公開されている。
異色であり、驚くべき今回のコラボは、もっと多くの人に注目されても良いのかもしれない。
※ YouTube動画: https://youtu.be/ZrKAS9Ll9mA
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キャリア15周年を迎えるSUPER BEAVER。先日の記念ライブに続いて、12月には横浜アリーナで生配信ライブを開催へ!
日本の人気ロックバンド・SUPER BEAVER(スーパービーバー)。
ここ数年で一気にその人気を高めているグループだが、結成から今年で15周年を迎えるように、実は結構長いキャリアを誇っている。
そんなSUPER BEAVERは先日、10月3日に日比谷野外音楽堂にて、有観客の生配信ライブを行った。新型コロナウイルスの影響も未だにある状況の中で、限られた数の動員とはなったが、無事に久しぶりのオーディエンスとの対面を果たしたSUPER BEAVERであった。
そしてSUPER BEAVERは、続けて12月にも生配信のライブを行うことを発表している。会場は横浜アリーナで、本来ならば15周年を記念して行う全国ツアーのうち、一公演の開催が予定されていた場所だ。
横浜アリーナにおいては、完全なる無観客での開催を予定しているようで、新次元でのSUPER BEAVERが見れることが期待される。
◆ 想像以上に長引くコロナ禍。無観客のライブ開催は少なくとも来年までは続く・・?
SUPER BEAVERが横浜アリーナで無観客ライブを開催するのは12/9(水)。もういよいよ、その時には年末ムードであろう。
思えば今年の2月頃から静かに、新型コロナウイルスの脅威が日本でも囁かれるようになって、気付けば10月半ばに差し掛かっても完全な収束は見受けられない。今までに、このような世界的パンデミック現象に見舞われたことはなく、それだけに収束のタイミングについても正確な時期を予想することができないでいた。
夏場には収束も期待できるというような期待も一時はあった中で、このままではあっという間に2020年も終わってしまいそうである。
SUPER BEAVERも、本来ならば15周年という節目の1年を、リアル開催でのライブでファンと共にお祝いしたいはずである。先日の日比谷野外音楽堂にて、有観客でのライブ開催に成功したように、少なくとも以前のようなリアル開催に向けた機運も高まっている。
また次の機会で、お客さんが満員に詰め込まれた横浜アリーナで、彼らのライブが開催されることを期待したい。
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「人を幸せにする音楽とは何か」―永遠の命題を心理面から考える―
人は、いつだって幸せになるために音楽を用いる。
音楽文化人類学者クルト・ザックスによれば、人は「幸せだから歌う」というよりは、たとえば奴隷として虐げられてきた黒人たちがブルーズを歌うように、不幸、あるいは絶望といった言葉がしっくりくるような状況のときほど、歌いたい気持ちになるらしい。
我々の身近な例で挙げれば、失恋が適切だろう。
◆ 失恋ソングはセルフケアである
失恋をしたとき、音楽を聴きながら涙を流した経験はないだろうか。米津玄師の『メトロノーム』や、HYの『366日』を聴いては思い出して胸がキュッとなるような、そんな切なさにはきっと、誰しも身に覚えがあるはずだ。かくいう筆者も思い出の曲を聴きながら、ゴールデン街で酔いつぶれた経験がある。明け方の花園神社で独り、アデルの『Hello』を熱唱しながら思いっきり泣いた。
まるで自傷行為のように己の傷を抉る音楽鑑賞行為だが、そうやって音楽の力を借りて悲しみに浸ったあとは、気分が少し上を向くような気がするものである。それが錯覚でもプラシーボでもない、心理学的に確かな作用であるとしたら、我々は本能的に音楽でセルフケアをしていたということになるのだ。
◆ 音楽と感情にまつわる研究
大学生を対象に心理学者の松本じゅん子准教授が調査した『人はなぜ悲しい音楽を聴くのか』をテーマに掲げた研究では、深く悲しみを感じている場合に悲しい音楽を聴くと、その悲しみが低下すると示唆された。
また、オーストラリアのクイーンズランド大学においてジュヌヴィエーヌ・ヴィングル教授らが行った研究でも、ヘヴィ・メタルやハードコア、パンクなどの過激な音楽に、聴いた者の怒りを沈める効果があると実証されている。
自分の感情の全容を、音楽を通して再認識するのか。もしくは、自分の言語化しづらい感情を代弁された感覚になるのか。その理論的なプロセスは不明だが、おそらくそこには、音楽で引き起こされる情緒的な経験があるはずだ。その経験によって自分の抱える同種の感情が解放され、ある種の快感が得られるのかもしれない。
それはまさしく、カタルシスそのものであると言えよう。
◆ 幸せに向かって立ち上がるために
カタルシスとは、哲学者アリストテレスが提唱した「感情の浄化」を指す演劇用語であり、精神医学者ジークムント・フロイトが治療に用いた「カタルシス療法」の基礎的な考え方である。「舞台上で繰り広げられる悲劇が、観客の恐れや憐れみなどの感情を引き出し、負の感情を解放させて浄化する効果をもたらす」とし、今では哲学、心理学用語として広く使われるようになった。
これを失恋になぞらえて考えると、失恋ソングで歌われる共感の得られる歌詞や、音楽理論上効果的な旋律やコード進行などを通じ、自分の感じている悲しみが楽曲によって浄化される、ということだ。このことから、失恋ソングを聴くという行動は、まさにこのカタルシスを得るという理由で、失恋時には効果的であることがわかるだろう。
我々は、そのときの自分が苛まれている感情と近い音楽を聴くことで、音楽と心理が持つ浄化作用の力を借りながら、幸せへの道を再発見することができるのである。
――人生は七転び八起きだ。ハードルにつまずき、何度だって横転する。それでも立ち上がって足を踏み出すのが「生きてゆく」ということだが、生じる感情に邪魔をされながらも幸せに向かって一人で走り続けるというのは、いささか骨が折れるだろう。
人を幸せにする音楽とは、幸せになりたい我々を支えて手助けしてくれる、感情の伴走者なのかもしれない。
参考文献:松本じゅん子『音楽の気分誘導効果に関する実証的研究 -人はなぜ悲しい音楽を聴くのか-』
The Guardian『Listening to 'extreme' music makes you calmer, not angrier, according to study』
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PEDRO、日本武道館で単独公演「生活と記憶」開催を発表! ファンからの称賛と応援の声集まる
PEDRO(ペドロ)というバンドをご存知だろうか。
WACK事務所所属・BiSHのメンバー、アユニ・Dのソロプロジェクトである。
アユニ・Dがボーカル・ベースを務め、サポートメンバーにギター・田淵ひさ子、ドラム・毛利匠太を迎え、3ピースバンド形式で活動を行なっている。また、共同製作者として、WACKプロデューサーの渡辺淳之介、サウンドプロデューサーの松隈ケンタも参加している。
2018年より活動を開始したPEDRO。アユニ・DはPEDRO始動に伴ってベースを弾き始めたため、約3年で武道館の舞台に立つという快挙を果たした。
アユニ・Dの特徴的なボーカルとオルタナティブ・ロックなサウンドが交差しPEDROの音楽は生まれる。BiSHのメンバーたちからも温かい声が掛けられた。日本武道館での単独公演はWACKアーティスト初の開催ということで、WACKファンたちの間では非常に騒がれた。
アユニ・Dは自身のInstagramにて、武道館公演に対する想いを綴った。
「わたしも今はこれが現実なのかわからず夢をみている気分です。2月13日がどんな日になるかは誰にもわからないけれど私はとても楽しみです。あなたもどうか健やかにこの日を楽しみに待っていてください。」
※ 本人公式Instagramより
公演は、2021年2月13日(土)に開催を予定している。PEDROファンクラブで、先行予約申し込みの受け付けも始まっているので、是非チェックしておきたい。
※ PEDROオフィシャルサイト: https://www.pedro.tokyo/
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ZOC、再始動ワンマンライブ『AGE OF ZOC』を成功! メジャーデビューのスタートを切った“特別な日”とは
アイドルグループ・ZOC(ゾック)が、10月1日(木)に東京・中野サンプラザホールにてワンマンライブを開催した。
〜再始動ワンマンライブ“AGE OF ZOC”〜
コロナ禍で今年3月~4月に行われる予定だったツアーは中止となり、7月には活動を一時休止していた彼女たち。
8月末に開催された配信サーキットフェス「@JAM ONLINE FESTIVAL 2020」で活動を再開したものの、実際に有観客及びワンマンライブを行ったのは半年以上ぶりのことであった。
人数制限があったものの、実際に会場に足を運んでみると、想像以上のファンの数が集まっていた。これまでのライブとは異なり、特典会やグッズの発売は行われず、検温チェックなどガイドラインに沿って徹底的に管理・対策を行いライブは無事開催された。
会場には、初めてZOCのライブに来たというファンも多く、新規ファンを獲得している様子が窺えた。久しぶりに生のライブを観たファンたちは非常に感慨深いものであったと思う。
また、今回のライブはStreaming+とGYAO!を通じて生配信もされた。現場に足を運べないファンも、ライブの一部始終を観ることができ、楽しむことが出来ただろう。
幕が上がり、1発目は『ZOC実験室』で勢い良くぶっ飛ばしてきた。久々にファンの前でパフォーマンスが出来るという、ZOCの熱量がこちらにもひしひしと伝わってきて非常に感動した。
また、活動休止の期間を経て、以前よりも一段と成長して帰ってきた彼女たちの姿に心が打たれたのは言うまでもない。
その後、『SHINEMAGIC』『断捨離彼氏』と格好良いEDMナンバーを披露し、続いて『GIRL’S GIRL』『チュープリ』『ヒアルロンリーガール』『イミテーションガール』『IDOL SONG』と、とびっきり “可愛い” が詰まったナンバーを披露。
会場はペンライトの光で照らされ、感染防止のために声を出すことが出来ないが、皆の楽しんでいる心の声が聞こえてくるようであった。
その後、各メンバーの個性豊かなソロ曲が披露された。そして、ライブは終盤へと向かい、お馴染みのZOCの代表曲とも言える『family name』『A INNOCENCE』がラストに披露された。
〈 成長過程みせるのがアイドルだって聞いた 〉
まさに、このステージで彼女たちの成長を見ることが出来たと言えるだろう。MCでは、各メンバーがそれぞれ活動に対する想いを語り、ファンは涙無しではいられなかったであろう。
そして、新グッズの発表もあった。メンバーの香椎かてぃがデザインしたTシャツなど、ZOCの個性が出たグッズがリリースされた。
さらに、アンコールでは「ZOCがエイベックスからメジャーデビューする」ことを発表した。会場では大きな拍手に包まれ、ここから “再スタート” を切るという特別な1日になった。
メジャーデビュー新曲『AGE OF ZOC』は、これまでのテイストの曲とは一変して、非常にテンションの上がるライブにぴったりな “アガる” 曲だ。
沢山のファンに見守られ、熱量のこもった彼女たちの姿を観ることができ、ライブは無事幕を閉じた。
メジャーデビュー後の彼女たちの動向にも注目していきたい。
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誰よりも元気な、みんなのアイドル・眉村ちあきが12月に日本武道館公演開催へ!さらなる大舞台への挑戦。
日本の女性アイドル、そしてシンガーソングライターの眉村ちあき。
彼女は、2020年12月、初の日本武道館公演を開催することを発表した。今回の無観客ではない、実際にお客さんを入れての開催になるという。
眉村ちあきは、さらに大きな舞台に挑むことになる。一体どんな武道館公演になるのだろうか、楽しみである。
武道館でのワンマン公演といえば、アーティストとしては1つの功績を果たすような意味もある。メジャーアーティストへの登竜門的場所でもあり、誰もがたどり着ける場所ではない。
日本では大規模なライブホールなど、多くの施設が生まれきている中で、日本武道館という場所は変わらないブランド力を誇っている。
多くのアーティストにとって、確かに由緒ある場所なのであろう。
◆ 24歳の若き一人の女性・眉村ちあき。彼女の活動は、音楽面以外でも期待?
眉村ちあきは、12月に1人の音楽アーティストして武道館公演に臨む。
そして、眉村ちあきという1人の女性の活動は、音楽面には止まらない。彼女の特徴として、とにかく明るいことが挙げられる。
アイドルとしても精力的に活動している眉村ちあきは、持ち前の元気さでライブ活動を行なっている。
また、"株式会社会社じゃないもん" の代表取締役を務めるという、実業家の顔も持っている。まさに彼女の活動は多岐に渡っている。
これからメジャーシーンで彼女の名前を聞く機会も増えてくるだろう。今後の活動にも注目である。
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