BUMP OF CHICKEN、35万人を載せたライブツアー”aurora arc”遂に終焉
2019年7月12日埼玉メットライフドームでの公演を皮切りに、約4ヶ月間に渡り開催されたアルバムツアー”aurora arc”が遂に終結しました。計18公演・総動員人数35万人にも登ったこのツアーの締めくくりとなったのは、11月3日、11月4日の東京ドーム公演。二日間で10万人もの観客を動員しました。バンド結成から23年間にわたる彼らの”音楽の旅”と、年月が経っても変わらないBUMP OF CHICKENらしさを科学します。
◆ “魔法のみたいな夜だった”
ライブハウスとドームでの公演を織り交ぜるスケジュールとなった今回のツアー。各公演のセットリストも、過去の楽曲/新アルバム中の楽曲を組み合わせるなど、彼らの辿ってきた軌跡を大切にするライブツアーとなりました。最終公演のアンコール後には、ステージ上に一人残ったVo./Gt藤原さんが、ライブを振り返って「魔法みたいな夜だった」と発言する場面も見られました。
「未来は何があるかわからないし、つらくてしんどい時が来るかもしれないけど、そういうときに力になれるように。今日の歌声を思い出せなくても、俺たちが歌って思い出す手伝いをするよ。どこにいようと俺たちの音楽はお前のことを絶対に一人にしないから」と観客との心の距離を大切にする藤くんらしいメッセージも発せられました。
【11月4日 東京ドーム公演セットリスト】
1.aurora arc
2.Aurora
3.虹を待つ人
4.天体観測
5.シリウス
6.車輪の唄
7.Butterfly
8.記念撮影
9.話がしたいよ
10.真っ赤な空を見ただろうか
11.リボン
12,aurora arc
13.望遠のマーチ
14.GO
15.Spica
16.ray
17.新世界
18.supernova
19.流れ星の正体
20.バイバイサンキュー
21,ガラスのブルース
22.スノースマイル
23.花の名
参照: https://natalie.mu/music/news/354089
◆ リスナーと距離を離さない、”普通の人間”としての音楽を徹底する
BUMP OF CHICKENのライブには老若男女様々な人が集います。有名になっても、曲調や楽器の編成が変わっても、変わらず多くのファンを魅了する理由は”日常で感じた葛藤や怒り、表現できない気持ちを綺麗に代弁してくれる”ところにあるでしょう。
あくまでリスナー一人一人の等身大で、気持ちを綴る。今回のaurora arkツアーでは、過去の曲(真っ赤な空をいただろうか、天体観測、ガラスのブルースなど)から最新アルバム曲までを満遍なく演奏し、バラエティ豊かなセットリストが組まれました。しかし、どの曲にも一貫したメッセージがある。ここがBUMP OF CHICKENのすごいところ。”温かい気持ちになるのはなぜだろう””人と心が通じ合った時や大切な人ができた時はどのような気持ちになるのだろう”こうした、誰もが感じる心の動きを彼ららしく表現してくれました。
ドーム公演の際には、ライブハウスを連想させるような簡素な作りのサブステージも設置され、結成当時からの気持ちを忘れないという彼らの哲学を実感させられました。
有名になっても離れないでいてくれるバンド、BUMP OF CHICKENのこれからの活躍に期待です。
運営会社: Evening Music Records株式会社