東京オリンピックの延期が決定…..それに伴う夏の恒例フジロックやロッキンの開催への危惧
今年開催予定であった、東京オリンピック。
多くの人が待ち望んでいた、東京オリンピックはまさかの、史上初の延期という形になった。新型コロナウイルスがもたらした影響は甚大なものであることを、これでもかというほど残酷な形で提示されたような感じもする。少なくとも2020年が始まるまでに、新型コロナウイルスが世界で蔓延すること、またもや東京オリンピックが延期になるだなんて予想ができた人は一人もいなかったであろう。
まさに未曾有の事態であり、前例のない緊急事態に世界中は苦しみもがいている。
先日決定された東京オリンピック、それに伴って危惧されるのがこれからの音楽フェスに代表されるような多くの人を動員するイベントの開催の是非である。
ここまででも数々のイベントが中止を余儀無くされているが、今後も大型イベントの開催は難しい状況が続きそうである。はたまた、状況がいつ落ち着くかも定かではないことから今後の展望が見えない点でも不安は増大する。
▼今年のフジロックやスパソニ、ロッキンなどはどうなる?年末のカウントダウンは?
国内で大人気のイベントは数多くある。ここ数年でも夏フェスは特にブームであり、フジロックやサマソニやロッキンといった夏の恒例とも言えるほどの大人気イベントがある。
オリンピックの延期が決まった中で、そういった音楽フェスは開催できるのであろうか?
ただでさえ、最近でも大阪のライブハウスで新型コロナウイルスの感染者が出たところから、ライブハウスという場所、及びは音楽というものへの世間的なイメージがなんとなく悪いものとなりつつある。いわゆる音楽は娯楽でありエンターテイメントであるものという考えから、このような緊急事態の中では不要不急のものである。という世論は少なからず高まっている。
しかし、音楽業界にとってみれば音楽は商材であり、それでビジネスを行なっている。音楽イベントができなくなればビジネスが行えないことになり、ゆくゆくは産業が荒廃してしまう。音楽を生業として生きている人も多くいるのだ。アーティストだって、いってしまえばただ音楽で夢を与えるだけの慈善事業ではない。生業なのだ。
例えば今年は夏フェスが開催できなかったとして、年末のカウントダウンイベントの時期はどうであろうか?また、来年春の音楽イベントは、夏フェスは?というように不安は続いていく。
もちろん事態が落ち着くのを1日でも早く、と望む気持ちを持つのはもちろんのこと。事態収束に向けて我々市民一人一人が予防に努めることが、何より大事であると考える。
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