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裸の心

あいみょんの新曲 “裸の心”から見える異質さとは…?
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あいみょんの新曲 “裸の心”から見える異質さとは…?

2020年に数々のダンスチューンや凝ったMVなど、挙げればキリがない程に作品としての制作アプローチが多様になってきている現代において、逆張りをいくかという程にシンプルな楽曲を制作してきたのだ。 この新曲 "裸の心" だが、火曜ドラマ「私の家政夫ナギさん」主題歌となっており、ピアノとアコースティックギターを基調としたアレンジ(編曲)でシンプルな仕上がりで制作されている。 だが、このJ-POPらしからぬJ-POPが中毒性を帯びているのには理由がある。 ▼ J-POPの王道をいく楽曲 あいみょんが目指すアーティスト像には、スピッツなどのいわゆる1990年代の音楽シーンを牽引してきたアーティストが挙げられ、当時の音楽の良さでもある" シンプルさ "に原点回帰したのではないか。と思えるのだ。 1990年代の音楽シーンは、音楽ストリーミングサービスもなければ、SNSもまだまだこれからと言った、いわばインターネットの黎明期だ。 このため、音楽の聴かれ方も現代とは異なっていたのは言うまでもなく、やはり生演奏でストレートに視聴者の心に響く音楽を届けるアーティストが指示されており、その当時、シンプルながらも心を揺さぶる歌詞とメロディを創造できるアーティストが、スピッツなどだったと言える。 2020年の現在で、それが同様に通用するとは分からないが、あいみょんは実質それを数字でも裏付けた結果となる。 ▼ YouTube 700万再生も突破か 2020年6月28日時点で、同曲" 裸の心 "は、彼女の公式YouTubeでも700万再生を突破する程のレコードを誇っている。 公開開始から約2ヶ月での実績であるが、現代の音楽趣向者(視聴者)の耳に受け入れられていると言えるだろう。そう。彼女の制作に対する姿勢は世の中に受け入れられたのだ。 現代ミュージックシーンは、パフォーマンス重視、音楽もキャッチーさ重視の傾向にあるのは言うまでもない。これは音楽の聴かれる環境が、異常に多くの楽曲に、低価格で視聴者がリーチできるようになったから仕方のないことでもある。 しかし、そんな環境だからこそ、本作のあいみょん " 裸の心 "のような楽曲が、逆に新鮮に受け取られたのかも知れない。 -- 運営:Evening Music Records株式会社