Reol無観客ライブ配信「ハールメンの大号令-接続編‒」 約2万5,000人の音楽ファンと接続した一日
8月16日、東京LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて無観客ライブ「Reol Japan Tour 2020 ハールメンの大号令-接側編-」を行ったReol(れをる)。
今回のライブは、今年の2月より新アルバム「金字塔」を掲げまわっていたライブツアー「ハール メンの大号令」(東京・大阪・名古屋公演)が新型コロナウイルスの影響により中断となり、公 演再開の目処がたたないことを受け、Reol(れをる)自身初の生配信ライブを開催するに至った。
この状況だからこそできる演出、生配信だからこそ実現できる臨場感と一体感を持って、Reol(れをる)ならではの世界観を演出したライブが展開された。
配信は、Reol(れをる)のYouTube公式チャンネルにて無料で視聴できる仕組みであったが、視聴者それぞ れがチケット代を決めることができるよう、YouTubeLiveのスーパーチャット(通称スパチャ) のシステムを導入した。配信では数多くのスパチャが投与されていた。
また、配信内で得た収益は今後の運営資金として還元すると共に、新型コロナウイルス収束に向 け日々尽力している医療従事者の人々や、豪雨で大きな被害を受けた地域へ支援するため、一部 を日本赤十字社に寄付することになっている。
◆ 新しいスタイルの演出も...
ライブは、日々Reol(れをる)の活動を支えるサウンドクリエイターGigaと動画クリエイターお菊による場内アナウンスが流れ、映像がステージに切り替わりスタートした。
数曲ごとにチェンジする衣装も、エキゾチックな雰囲気から和装のような雰囲気まで楽曲の世界観に沿ったものであった。Reol(れをる)・Gigaの作ったサウンドにお菊の作った映像が融合され非常にかっこいい演出だった。
2人のダンサーと共に「ハールメン」の名を表す神殿のようなステージでReol(れをる)は堂々と歌い、圧 倒的な歌唱力と圧巻のパフォーマンスを魅せた。
楽曲「ダリ」ではReolは画面越しの視聴者たちに「私が『もういいか一発チャラにしてよ』と言ったら『だりーな』と文字を打ってください!」と求めた。そして曲中でその場面がくると一斉にチャット欄は「だりーな」で埋め尽くされ、インターネットを介してだからこそ実現した新しいスタイルの変わったコール&レスポンスをだった。
続く「たい」ではReol(れをる)が指揮伺を手に取り、ダンサーたちと共に「ハールメンの大号令」のコンセプトを体現しマーチングバンドのようなパフォーマンスをした。「HYPE MODE」ではReol(れをる)のライブではお馴染みの“兎”と“熊”(お菊とGiga)が登場し息を合わせて踊った。
◆ 感謝の言葉で幕を閉じたハールメンの大号令
MCで世界中の視聴者に向けて感謝の気持ちを述べるReol(れをる)。
自身と音楽についての思いを語った。16歳で身近な人の死を経験した当時の心境を振り返り、そこから自分の中で“生死観”が生まれたとReol(れをる)は口にした。
インターネットという世界と音楽を通 じて多くのファンと繋がっている喜びと感謝の気持ちをあらわにした。過去の話と自身の思いを語り、「1LDK」を熱唱し、本来ツアーで披露される予定ではなかった新曲「第六感」も本ライブでは披露された。
また、アンコールでは「made:made」「煩悩遊戯」「平面鏡」「シンカロン」の4曲の中から視聴者に選んでもらうリクエストコーナーが設けられ、1番チャット欄でリクエストの多かった「煩悩遊戯」が披露された。
「私の音楽に関わってくれる皆さんが大好きです」「本番に至るまで沢山の時間を共有してくれたチームReol(れをる)、スタッフの皆様、Reol(れをる)の音楽に出逢い楽しんでくれている皆様、本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べ、「ハールメンの大号令-接続編‒」は幕を閉じた。
セットリスト
Reol「Reol Japan Tour 2020 ハーメルンの大号令 -接続編-」@LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公 会堂)
01. ハーメルン
02. 金字塔
03. Winners
04. LUVORATORRRRRY!
05. 極彩色
06. GRIMOIRE
07. ミラージュ
08. -ムーブのための試奏曲 Nr.4-
09. ギミアブレスタッナウ
10. ダリ
11. たい
12. HYPE MODE
13. ゆーれいずみー
14. insider
15. 宵々古今
16. 十中八九
17. 1LDK
18. -ルネの小品 Nr.9-
19. un, deux, trois
20. -orderly
21. サイサキ
22. 第六感 <アンコール>
23. 激白
24. 煩悩遊戯
25. No title
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