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BTS、グラミー賞 2021で初受賞なるか...? 彼らが世界を惹きつける理由とは
EVENING編集部( Evening Music Records )
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BTSやビリーアイリッシュ、テイラー・スウィフトなど、世界的なビッグアーティストが多数出演するグラミー賞 2021が、日本時間の3月15日の午前に予定されている。
グラミー賞は、ご存知の通り、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されるアメリカ音楽界の祭典であるが、今回、韓国初のボーイズアイドルグループ「BTS」が初のグラミー賞受賞となるかどうかに注目が集まっている。今回の受賞ではBTSとしては、ビルボードメインシングルチャート「HOT100」で1位を獲得した楽曲「Dynamite」が「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門にノミネートされており、審査結果の行く末に期待が高まっているのだ。
元来、「白人優位」での審査傾向を長年指摘されているグラミー賞だが、BTSに関しても同様で、彼らは世界的なヒット作を多数輩出し、ARMYと呼ばれるBTSファンの数ももはや世界的なレベルで太刀打ちできるアーティストはいない程のレベルにまで実力と実績を残しているが、グラミー賞では音楽的な評価をされてこなかった事には、ファンならずとも世界から指摘があった。
この様な背景がある中においても、BTSメンバー自身も目標として掲げてきたグラミー賞である為に、今回はまさに力が入らざるを得ないタイミングである様だ。
ただ、BTSは今や世界的な認知度と素晴らしい評価を得ているが、なぜここまで音楽的な評価を得る事が出来たのだろうか...?
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BTSの音楽表現の視線は、世界水準
BTSがここまで世界的な評価を得る事ができる様になった理由が良く分かる動画がある。それは2018年9月にBTSが国連総会でスピーチした「世界の若者たちへ」発したコメントだった。
動画は、BTSのリーダーであるRM(アールエム)が、世界中の若者たちへ「本当の愛は自分自身を愛することから始まる」というメッセージを熱く届けている内容だが、国連総会の会場全体が彼のスピーチに聞き入る様な雰囲気になる程、深い意味が込められたメッセージを綴っている。RM自身は、韓国の小さい町で生まれた平凡な少年時代を過ごしたと語っており、失敗やミスを数えきれない程繰り返し、自分自身をなかなか好きになれなかった時代があったと言う。ただ、彼には "音楽" があり、彼と時間をともにできるBTSのメンバーやARMY(BTSファンの呼称)がいる事で、自分自身を少しづつ愛せる様になったとコメントしている。
実際に、彼らの楽曲としても「LOVE YOURSELF」のアルバムを展開する中で、同様のメッセージを込めた音楽を世界中のファンに届けており、BTSとしては音楽を通じて "自分が熱量を持って取り組める事" や "その様な自分を認める事ができる素晴らしさ" を後押しする様に、コメントを届けている素晴らしいスピーチが記録されている。(動画URL: https://youtu.be/LE-CffflPZA )
この様に、BTSの音楽は楽曲やアルバム毎に、世界に対して意味を示す姿勢や、世界的にも多くの人の背中を押す様な活動に繋がっている事が多く、ビジュアルや楽曲の良さ以上の共感を生む構造が作られており、相乗的な作品や彼らの活動への賛同を得る事に繋がっていると言える。
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差別や偏見を乗り越える圧倒的なパフォーマンス
また、世界にはいくら綺麗事を並べても差別や偏見は存在しており、それは音楽業界においても変わらない。
今や、BTSは世界的な知名度と評価を得ているが、デビュー当時の2013年頃の彼は、まだまだ色物と評されるK-POPの中のグループに過ぎなかった。BTSが世界的に認められるまでに、BIGBANG(ビッグバン)やBLACKPINK(ブラックピンク)等のアーティストが世界的なK-POPの基盤を築いてきた事が、後のBTSの成功に繋がったのは言うまでもないが、人は初めて見るものには抵抗感を示す事が普通なのだ。
これは当時のK-POPやBTSの音楽が、「アメリカ音楽の真似」「HIPHOPの真似」等と揶揄された様に、新しいものを直ぐには受け入れられない事が表していると言える。ただ、BTSが素晴らしかったのは、この様な環境下でも素晴らしいパフォーマンスで、YouTubeやSNSを通した動画という媒体だけで、人を魅了してしまう力を持っていた事だ。
アジア人ではあり得ない様な身体能力とダンスパフォーマンス力を持ち、米国のアーティストにはない繊細なビジュアルも兼ね備えていた彼らに、世界がその良さを気付くのに多くの時間は掛からなかったと言える。
そして、その魅力に加え、BTSが創る音楽は「世界的な影響力のあるメッセージ」が込められており、それは政治や人種などの公的な問題にも鋭い示唆を与える内容にもなっており、音楽が本来目指すべきものである「考え」や「価値観」の観点において、多くの人が幸せを得る為の方法ともなる等、コンテンツとしてのレベルが昇華されたと言える。
つまり、純粋な音楽的な良さだけでなく、ARMYにとって、BTSは「生きる上で必要な何か」を与えてくれる存在にもなっているのではないだろうか。
BTSのリーダーRMは、現在26歳である。アーティストとして最も良い時代とも言えるだろう。そんな彼らが、目標と掲げるグラミー賞の行く末には注目だ。
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