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ヒップホップを、日本のメインストリームにするための3カ条とは
EVENING編集部
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公開日:2023年12月10日 / 最終更新日:2024年1月20日
音楽ジャンルが多様化している現代において、"ヒップホップ" を推したいと考えている。
と言うのも、楽曲のトラックやリリック、DJやラッパーのようにヒップホップはこの他にも様々な “良さ” で、音楽が構成されている。しかし、現状ヒップホップは、日本音楽業界においてメインストリームだとは言い難い状況にあるように感じている。
本記事では、このような現状を変えるために、ヒップホップを日本のメインストリームに近づける方法を考察していきたい。
ヒップホップを世に知らしめる
先程述べたように「良さは多いが、日本のメインストリームにはなり辛い」という状況の打開策としては、まずヒップホップという音楽を “世に知らしめる” ことが重要だと思う。
日本のメインストリームになり辛い状況を作り出してしまっている要因は、世間のヒップホップに対する認知度が低いという状況が根底にあると考える。
ライブ動画を利用する
基本的だが、ヒップホップの認知度を高めることが、業界のメインストリームへの第一歩だと考えている。
最近では、インスタグラムのリールやYouTubeのショート、TikTokなどの様々なアプリでヒップホップは拡散されている。
特に、若者はライブ映像やファンサービスの模様をアップしており、ここに大きなポイントがある。ライブ会場やアーティストの方針によっても違いはあるが、ヒップホップ音楽のライブは自由に撮影して良いことが多いため、若者はその様子をSNSに載せることが多い。
このようなライブで盛り上がっている様子や、会場に鳴り響く深いサウンドは、音楽サブスクリプションサービスで聴くよりも魅力を感じることができるだろう。ヒップホップを広げる方法として、アーティスト自らライブの様子をSNSに載せることでさらに人々の興味を引くことができるはずだ。
また、SNSの投稿では、ハッシュタグを利用するとさらにファンの目に付きやすくなるだろう。「#ヒップホップライブ」などといったヒップホップに関連するハッシュタグが、様々なアーティストやファンの投稿で利用され、業界全体として急上昇コンテンツっとして注目されることを願いたい。
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大衆に聴いてもらう
楽曲を大衆に聴いてもらうということは、多くのリスナーが受け身の状況においても、楽曲が耳に入る状態を作らなければならない。
たとえば、店舗で流れているBGMに積極的にヒップホップ楽曲を取り入れることができれば、自然と大衆の耳に入る。著作権問題は後を絶たないが、有線放送などに楽曲を提供し、世間のライフスタイルの中に楽曲を浸透させることができれば自然と認知度は向上する可能性が高い。
また、前述ではライブ動画を拡散する方法を挙げたが、ライブ動画だけでなく、SNSで活用することができる音源として売り込むことも1つの手だ。やはりYouTubeのショート動画や、Instagramのリール動画、TikTokは現代の大衆の目と耳に入りやすく、自然んな形でファン心理を醸成することに繋がりうると考えられる。
参考: 君のまま、ダンス動画
君のままでいて🫰 #dance #fyp #君のまま #百足 #韻マン #おすすめ #リンクコピー | TikTok
日本の文化に馴染みやすくする
誤解を恐れずに言うと、現代の日本は、ヒップホップ音楽に馴染みが深い文化が形成されているとは言い難いと思う。
日本での一般的な考え方においては、いわゆる "悪い" と認識されているものを歌詞に多用したりイメージ付けたりするヒップホップの文化は、大衆的な理解を得ることは容易ではないと考えられる。
ヒップホップ音楽を好む人々は、この様な価値観や表現方法をコンテンツとして受け入れ、それを聴くことを好むが、大衆的な日本人の価値観としては身近に感じられないのがリアルな意見だろう。
この様な状況を改善し、ヒップホップを音楽業界のメインストリームに近づけるためには、現在多くの大衆が持っているヒップホップのイメージを転換してみてはどうだろうか。
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ヒップホップのイメージ転換を試みる
勿論、元々のファンのためにも、ヒップホップという音楽ジャンルの良さは維持しつつ、リリックからイメージ転換をしてみたり、ビートをJ-POPに限りなく近づけ大衆的な聴き心地を改善するなど、他にもイメージの切り返し方は多くある。
ヒップホップを日本の音楽業界でのメインストリームに近づけ、ヒップホップという音楽ジャンルのさらなる進化のために、リスナーとのコミュニケーションの方法や在り方を少しずつ変化してみると良いかもしれない。
楽曲内では、リアルなエピソードや思いを飾りげなく歌詞として歌い、リスナーからの忖度ない共感を得るヒップホップとしての良さを知ってもらうために、新しいリスナーの入り口としてのヒップホップ音楽というジャンルを新しく創造するといった試みがあっても良いと思う。
好きになったらもう離れられないような、ヒップホップの良さをさらに世の中に知ってもらえることができれば、新たなヒップホップ文化を形作ることができるのではないだろうか。
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