昔は、夏と言えばこの曲だ、という曲が分かりやすくありましたが、近年夏に聴かれる曲は毎年様変わりし、今の世代のサマーアンセムが存在しない状況になっていると言えるかもしれません。
そんな中で、Mrs. GREEN APPLEの『青と夏』は、絶対的なサマーアンセムとしての地位を確立しようとしています。
この記事では、Mrs. GREEN APPLEが、どの様な点で凄く、『青と夏』が国民的人気を獲得するに至ったか解説していきます。
2023年8月9日付のBillboard Japan Hot 100で、『青と夏』は、2018年に記録した最高順位10位を超えて8位にランクインしました。
『青と夏』はリリースから毎年夏になると、各種サブスクのデイリーチャートにランクインしていましたが、その順位が今年は過去最高順位を記録するなど、その根強い人気を示しています。
先程、8月9日付のBillboard Japan Hot 100の8位に『青と夏』がランクインしたことを解説しましたが、同日、同チャートのTOP 20には『青と夏』以外にも『Magic』『ケセラセラ』『ダンスホール』の4曲がランクインしています。
TOP 20に2曲以上ランクインしているのは、Mrs. GREEN APPLEの他に、Newjeansの2曲のみで、アーティストとして今最も旬であると言えるかもしれません。
多くのテレビ出演とSNSでの拡散
最近のMrs. GREEN APPLEは新しいシングルを出すと必ずテレビ番組で披露します。
披露するとその様子が X(Twitter)やTikTokで拡散され、お茶の間の比較的高い年齢層からデジタルネイティブ世代まで幅広い層から支持を得ています。
SNSがスタンダードになって以来、国民的バンドという存在が出てき辛くなっていましたが、Mrs. GREEN APPLEは、その領域に足を踏み入れようとしていると言えるでしょう。
Mrs. GREEN APPLE – 5th Full Album「ANTENNA」Highlight:
Mrs. GREEN APPLEのすごさ
ボーカルの卓抜した技量
Mrs. GREEN APPLE 最大の武器は、ボーカルである大森元貴のずば抜けた歌唱力でしょう。
常人離れした広い音域と豊かな表現力により、初めて聴いた際のインパクトが段違いです。他の国よりも、歌唱を重視すると言われている日本人には、大森の歌唱力は最も効果的な武器に違いありません。