鮮やかでかつ攻撃的なサウンド!アメリカのポップロックバンド・FOUR YEAR STRONGの魅力とは…?
日本では、ここ数日で一気に肌寒くなって、秋を迎えている。急激な冷え込みによって、もはや冬の到来が早くも予感されるような日々が訪れている。季節によって聴きたくなる音楽も変わっていくもので、肌寒い季節の耳によく合う音楽というものは確かにある。
冬と言えばやはりクリスマスで、これから先もそういった季節感をイメージした音楽が次々とリリースされていくことだろう。
この様な前置きをしておきながらも、本稿では敢えて、やや ”季節外れ” とも捉えられるような音楽を紹介してみたいと思う。それは、アメリカ合衆国のバンド・FOUR YEAR STRONGである。
彼らは、2020年に最新アルバム『Brain Pain』をリリースしている。この新アルバムを踏まえた上で、このFOUR YEAR STRONGというバンドを紹介していきたい。
◆ 夏が最も似合う音楽・ポップロック。肌寒い季節には、体もあったまる効用をもつ?
本稿で紹介するFOUR YEAR STRONGというバンドは、ジャンルで言うとポップ・ロックである。
ポップ・ロックという音楽を思い浮かべた時に、秋頃や冬にはちょっと季節外れというイメージを持つかも知れない。と言うより、ポップ・ロックはあまりに夏の雰囲気似合い過ぎるのだ。
ポップ・ロックという音楽ジャンルが生まれたのは、比較的最近のことで、ポップ・パンクとも呼ばれたりするように、パンクを起源的なルーツとして持つ音楽である。
例えば、ポップ・パンクといえば、アーティストもファンも短パンを履いていて、さらに足元はVansのスニーカー、決め手にはビッグTシャツ、そして、片手にスケートボードという決まり切ったイメージがあるかも知れない。
これらの連想から、やはり夏を同時に想起させられるの無理もない。ポップ・パンクのルーツであるパンク音楽においても、モヒカンやダメージジャケット、鼻ピアス等のヤンチャなイメージが強く、これも同時に冬とは連想して考えづらい。
FOUR YEAR STRONGというバンドにおいてもやはり同様で、ハードコアの激烈なサウンドに、ポップ・ロックならではのメロディックなリフだったりノリというものが感じられる。
夏が似合うと同時に、元来のライブハウスという場所が本当に良く似合うバンドであると感じる。
日本はこれから冬に向かって、極寒の日々を迎える訳だが、FOUR YEAR STRONGの縦ノリの音楽を聴いて、心も体もあっためるのもアリである。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社