英国クラブで3,000人が大規模イベント開催。コロナ感染状況改善を検証する動きか…
新型コロナウイルスを前衛的な動きが、イギリスで報告された。
日本国内では、緊急事態宣言を伴い、軒並み自粛生活が続いている状況だが、新型コロナウイルスの感染状況が改善しているイギリスでは、およそ3,000人が大規模なクラブイベントを楽しむという何とも不思議な報道がなされた。
これは、イギリス中部のナイトクラブで先月4月30日に開催されたイベントであり、コロナ禍においても実際に大勢の若者が密集し、誰もマスクをする事無く、ナイトクラブのイベントに参加しているとの事だ。2020年初頭から世界的な新型コロナウイルス感染症に関して連日報道がなされている中、あり得ないとでもいう声が聞こえてきそうだが、これは現実だ。
と言うのも、このクラブイベントは、イギリス政府が主導する、今後どのような感染対策をすれば大規模なイベントを安全に開催できるか検証する試験的なイベントだと言う。参加者は、全員が新型ウイルス検査で陰性だった若者を対象としており、約3,000人が参加した大規模なイベントであったが、安全面には配慮がなされた検証だったとの事だ。
この報道が意味するところは、イギリスでは新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでおり、来月6月の下旬にはほとんどの規制を解除する方針だと言う事だ。世界的に見ても、先んじてアフターコロナの世界におけるイベント開催方法を検証すると言う未来に向けての動きであるから音楽業界関係者を筆頭に、朗報である事は間違いないだろう。
感染リスクは100%無いとは言い切れず、国民からの反発も予期できるであろう中、この様な前衛的な動きを見せるのは流石と言うところだろうか。日本国内においても、安全なイベント開催を実現するには一人ひとりの感染に対する動きが必要という事だろう。
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メディア運営:Evening Music Records Inc.