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中華圏のスター、香港出身のシンガーソングライター Eason Chanとは一体?日本とは縁遠い中国音楽に迫る。
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中華圏のスター、香港出身のシンガーソングライター Eason Chanとは一体?日本とは縁遠い中国音楽に迫る。

日本の音楽市場は、その割合のほとんどを国内のアーティストが占めている。 逆に、国内アーティストはその活動の幅をほとんど国内にとどめており、なかなか邦楽アーティストが世界圏で知られるというパターンは少ないように思われる。これは決して悪いことではないのだが、せっかく日本には良い音楽が溢れているだけに、もっと世界中で知られても良いのではないかという気もするのだ。 当たり前のことを申すようだが、なにぶん日本語というものは我々が住むこの日本でしか使われることがない。対して、世界圏で権威のあるビルボードチャートを占めるのは、ほとんど英語圏の音楽である。 こういった状況を踏まえるのならば、やはり日本のアーティストが世界圏へ進出するのには、英語をリリックにした音楽を作らなければならないのだろうか。 だが実例として、Yellow Magic Orchestraのように突飛なサウンドで世界を凌駕したアーティストもいるのだ。日本の音楽には可能性があるといって良いだろう。 そして、同じく日本のように世界圏ではなかなか注目されにくいのが、中華圏の音楽である。本稿ではそんな中華圏で大御所的な立ち位置を占める香港出身のシンガー・Eason Chan(イーソン・チャン)について取り上げる。 ◆ 日本でいう桑田佳祐!?広東ポップという歌謡曲的音楽は、まさに中華圏らしさを表現。 Eason Chan(イーソン・チャン)とは、香港出身の男性シンガーソングライターであり、中華圏では絶大な人気を誇るアーティストである。 Apple Musicで彼の音楽を検索すると、どうやら彼の音楽は広東ポップというジャンルでくくられている。聴いてみると、日本でいう歌謡曲のようなノリを持つ音楽である。 特に、新しい音楽が次々と出てきて、前衛的な音楽市場を持つ日本においては今ではなかなか聴かれていないジャンルのものだが、中華圏ではいわゆる歌モノというジャンルがまだまだトップに君臨しているようだ。 Eason Chanの年齢は46歳で、キャリアもデビューから25年以上経っていることから、日本で例えれば桑田佳祐のような存在かもしれない。とにかく中華圏のアーティストというものは、なかなか日本人の耳には流れてきにくい。 フジロックではよく中華圏のアーティストがブッキングされることもあるが、それ以外ではなかなか中華圏の音楽について知るプラットフォームのようなものがない。 もしこれから、中華圏の音楽が日本でもヒットするようになるのならば、音楽市場はもっと面白いものとなるかもしれない。 ※ イーソン・チャンYouTube: https://youtu.be/dhjomo8W6Lc -- メディア運営:Evening Music Records株式会社