不正チケット転売で問題視されていたチケットストリートが運営停止へ… 当サイト運営が書類送検へ、状況の脱却につながるか。
ここ数年で大変問題視されているチケットの転売問題。
転売問題において、特にチケットが定価以上の高額で市場に出回っていることが問題となっている。こういった状況が起こると、本当にイベントに参加したい人が参加できない、不公平な状況が生まれてしまう。
対して、お金をいくら出してでもチケットを手に入れたいという人は一定数存在するために、こういった高額転売の市場というものは維持されてきた。いかにも資本主義的である。
このチケット転売問題は、特に人気公演においては問題視されるものである。例えば2018年、ELLEGARDENが活動再開のツアーを開催した時には、チケットが数十万円代で転売されていることなどもあった。
転売チケットは、それを購入してもイベント会社やアーティストに還元されることはない、全くの不利益になるのである。
こういったことから、高額転売問題は一刻も早く解決されるべき問題として議論されてきた。そして、最近になってとある動きが出た。
◆ チケットトレードサイトが書類送検へ、これからはさらに取り締まられる?
チケットトレードサイトの一つである「チケットストリート」。こちらのサイトは不正転売仲介の疑いで運営代表らが書類送検されたと、報道機関によって報じられている。
いわばこういったサイトは、チケットが定価にてやり取りされているのならば、特に問題とはならないのだが、今回のように定価とは異なる価格でのやり取りの仲介が確認されたことで問題となっている。
ひとまず今回のような取り締まりが行われたことは、チケット転売問題の解決に一歩近づいたものと考えて良いだろう。
ダフ屋や転売ヤーなどの存在は長年にわたって存在し、撲滅がなされてこなかったものでもあるだけに、一朝一夕での解決は難しいかもしれない。だが、誰もが参加したいイベントに参加できる可能性を維持することにあたっては、絶対に解決されないといけない問題である。
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