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あなたはどの曲? FIFA女子ワールドカップ2019の必勝曲を考えてみた
EVENING編集部
最終更新日:2024年3月14日
ついに4年に1度の祭典である、女子W杯 2019が始まる。
なでしこJAPANと聞くと皆さんは何を思い浮かべるだろうか? 「澤穂希」「熱狂のドイツ大会」「雪辱を誓うアメリカ戦」など、思い浮かぶイメージは人それぞれかも知れない。が、そんな偉大な大会をイメージ付ける結構大きな要素は、音楽だ。
毎大会にスポンサー枠としての事情や思惑があるのかどうかは定かではないが、タイアップ曲となるアーティストや楽曲は、その大会を色付ける重要な要素となることは事実だ。
今大会のフランスW杯 女子大会も、なでしこJAPANが善戦を繰り広げることが出来るような、良い楽曲とは何か?を、歴代のW杯のテーマ曲から考察し、考えてみた。
過去のFIFAワールドカップのタイアップ曲とは
そもそもタイアップ曲はどの様に決まるのか?
これには一概には片付けられない事情が多分に含まれているので、一言では片付けられそうにない。
まず、過去のタイアップ曲を見てみると、2018年男子W杯のテーマ曲である「VOLT-AGE」Suchmosや、2017年 NHKサッカーテーマソングの「We are」ONE OK ROCKなど、一言で言うと「勇気付ける」系ソングが好まれて選ばれている様子が伺える。
これは仕方のない事で、そもそも楽曲のタイアップの話がアーティストのところに来る時点で「4年に1度に開催される世界が注目するワールドカップを盛り上げるタイアップ曲を作ってくれ」と言う様な結構な今日はくに近いプレッシャーが、作曲者やアーティストには重くのしかかるのである。
この為、制作者目線から考えると、スポーツのプレーヤーを鼓舞する様な歌詞や楽曲を作るのは当然の話で、依頼主も納得も得やすいので、傾向として一定のものが出来てくるのはうなづけるのだ。
しかしながら、このワールドカップのタイアップ曲にとって最善なテーマ曲とは何かを考えた時に、何が該当するのだろうか?
W杯でプレーするサッカー選手にとって最善な曲とは
実際に、W杯でプレーする選手たちにとって最善なテーマ曲とは、プレーの質が向上する曲だろう。
そもそも選手にとっては、4年に1度しかない晴れ舞台であり、人生で一度でも出場できれば、その人の人生で未来永劫自慢できる様なレベルの稀有な経験が、W杯だろう。
もちろん、そこでの活躍は今後のサッカー人生や、選手生命だけでない波及的影響も持つことから、大会でのパフォーマンスを向上させることが出来る要素が一つでもあるのならば、積極的に取り入れたいのが本音だろう。
では、パフォーマンスを最大化させる曲とは何なのか?だが、これは音楽のグルーヴがアスリートのパフォーマンスにも影響を与えることが、イギリスのシェフィールド・ハラム大学で運動心理学を研究するLeighton Jonesによっても発表されている様に、安定的なビートを持つ音楽は生物学上のエントレイメント(同調)効果を生み出す様で、アスリートにとっても呼吸や鼓動のリズムなどを整える効果が期待でき、これがパフォーマンスにも繋がってくる様なのだ。
BPM(1分間における拍数)で言うと120~150あたりの楽曲が最適と言われ、これに個々人の趣味嗜好も加味された結果、最適な楽曲が自ずと決まってくることになるだろう。
そう。つまるところパフォーマンス最大化の観点でのW杯にとっての最善な曲は「この1曲」には絞れない、または、絞らない方が良いと言うことになる。
2019 W杯に最適な具体的な曲は
とは言え、最善な曲は分かりませんでは、なかなか締りがないので、最後に個人的に最善な曲を数曲お伝えしたいと思う。
筆者の独断と偏見も多分に入るが、BPMや知名度の観点、そして、ワクワク感から考えてみると、防弾少年団(BTS)の「DNA」だろうか。
歌詞自体は、運命の二人が広い宇宙の中でもDNAに刻み込まれた宿命として出会うと言う結構壮大、かつ、スポーツの祭典にはあまり関係ない感じで歌っている曲なのだが、如何せん甲乙付け難いグルーヴ感があるので、見事個人的テーマソングに抜擢した。
また、逆にしっとりとアスリートの心と身体を落ち着け、グルーブ感もある良い曲と言う意味合いでは、Why Don't Weの「8 Letters」あたりだろうか。
リリック(歌詞)自体は、スポーツ的な要素はないが、この楽曲の持つ壮大感や、彼らの歌唱力は偉大なスポーツの祭典の場で聴いてみたい気がする。
実際のタイアップ曲の選定には、この様な切り口からの選曲はされないと思うが、アスリート目線でのテーマ曲設定などの決め方もあっても良いかも知れない。
また、近い将来はアスリート個々人向けに最適化されたパフォーマンス最大化を促す新しいサービスなども登場しているかも知れない。
皆さんも色んな切り口でW杯を楽しんではいかがだろうか。
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