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9月以降もイベント開催の制限は継続... 夏フェスのない2020年。収まらない新型コロナの感染者増加、今後の行方は?
Seigo Ando( Evening Music Records )
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世界中で、そして日本でも止まらない新型コロナウイルスの蔓延。
2020年もいよいよ8月を迎え、真夏が訪れている。また、この夏の盛り上がりを語るには、夏フェスの存在は欠かせない。
新型コロナウイルスの流行により状況は大きく変化したが、夏フェスは近年まさにブームという時期にあり、音楽が好きな人もそうでない人は楽しめる体験型のイベントの需要は年々高まってきた。
コアなアーティストが集まるFUJI ROCKやSUMMER SONIC、メインストリームで活躍する邦楽のアーティストが出演するロッキング・オン・フェスティバルなど、それぞれの良さを持つ夏フェスが日本には存在している。
だが残念ながら、いずれの夏フェスも2020年は開催を断念している。
これに関してはもう、仕方のない事であるとしか言いようがない。人気の高まっている夏フェスは何10万人もの人が動く、加えて同じ場所に密集するともなれば新型コロナウイルス感染のリスクはこれ以上ない程に高まる事が想定される。
音楽フェスだけではなく、コミケ(コミックマーケット)や高校野球甲子園大会など、夏を代表するイベントはいずれも開催中止が決定している。
そして近日、政府は9月以降もイベントの開催における制限を継続する方向であることを表明した。
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イベントの動員は最大5,000人まで...
2020年8月時点において、少なくともイベントの開催自体は可能な状況にある。
だが、その開催にあたっての制限は設けられており、政府は9月以降も従来通り制限を継続していくとの発表をしている。
大型のイベントに関してはいずれも、収容人数は最大5,000人という制限が設定されている。プロ野球であれば、だいたいどの球場も30,000人程は収容できるため、最大収容人数のキャパシティよりも大きく制限を加えられる形になる。
また、上述した主要な夏フェスにおいても同様で、本来ならば何10万人と動員ができる音楽イベントでも、最大5,000人というように限られる訳だ。
日本において新型コロナ感染の状況は、未だ収束を見せていない。確かに、感染者数における重症者の数は低い割合を維持しているものの、やはり感染者の数自体が減らないのであれば収束には近づかないと言える。
ただ問題なのは、明確にいつ収束するのかも見当がつかない事である。
これから冬場を迎えれば、毎年のようにインフルエンザが流行するのと同じように、冬場の乾燥と低い気温がウイルスの好む環境となるため、その感染症リスクも高まってくる。
見通しのつかない今後だが、この状況を脱する大型イベントは一体、どんなものになるのだろうか?
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