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エル・パソ含む相次ぐ銃乱射事件へのRihannaなどミュージシャンの反応と、反応すべき理由
Hana Sudo(Evening Music Records株式会社)
アメリカの週末を立て続けに悲劇が襲った。銃の乱射によって、7月28日にカリフォルニア州ギルロイで3人、8月3日にオハイオ州デイトンで9人、テキサス州エル・パソで22人が殺害された。
活発化する銃規制、ヘイトクライムの議論とミュージシャン
それぞれの事件で犯人の動機は異なると見られているが、これを受けて、アメリカ国内はもとより世界中で、銃規制やヘイト・クライムについての議論がより活発になされている。そんな中、音楽界についても例外ではなく、有名ミュージシャンたちが続々、コメントを発表している。
Rihanna、Cardi Bはトランプ大統領の政策を批判、John Legendはトランプ大統領の発言内容を問題視
先日、別記事(https://evening-mashup.com/archives/9747)でも取り上げたRihanna(リアーナ)はInstagramで、事件を受けて投稿されたトランプ大統領のツイートが、事件をテロではなく「腰抜けな行動」であると書いていたことや、大統領が銃規制よりも移民排除に力を入れていて「ビザよりも銃のほうが手に入れやすい」ことを批判し、被害者やその関係者へ「このような目にあっていい人など誰もいない」と祈りを捧げた。
https://www.instagram.com/p/B0wBtcIHRO3/
Cardi B(カーディ・ビー)も、エル・パソでの犯人は移民、ムスリム、ISISのいずれでもなく、むしろ狂信的なトランプ信者で白人至上主義者であったと指摘し、移民排除では解決しない大きな問題をアメリカが抱えているとトランプ大統領の政策を批判した。
https://www.instagram.com/p/B0ujHvbgxqw/
John Legend(ジョン・レジェンド)は、トランプ大統領の人種差別的発言がテロリストを刺激したことがこうしたテロの遠因になっているため、国民にとっては大統領批判は政治的争いではなく死活問題であり、同様の事件が相次ぐアメリカが「戦争のための武器を街から消し」、「多くのテロリストの動機である邪悪な白人至上主義と闘える」ようなリーダーを求めていると主張した。
https://twitter.com/johnlegend/status/1158037038853046273?s=20
https://twitter.com/johnlegend/status/1158038551734259713?s=20
他にも一連の事件について、Brandi Carlile(ブランディ・カーライル)、Bebe Rexha(ビービー・レクサ)、Chuck D(チャック・ディー)、Colbie Caillat(コルビー・カイラット)等のミュージシャンが声明を発表している。
どうしてミュージシャンは銃規制を叫ばなければいけないか
こうした銃乱射事件の舞台として、人が密集している場所が選ばれやすい。それは、ミュージシャンのライブ会場も標的にされやすいことを意味する。したがって、ミュージシャンは自身、そしてファンのためにも銃乱射に強く反対し、声を上げ続ける必要がある。
「ミュージシャンは歌だけ歌ってろ(政治に口を出すな)」という批判も時にはある。しかしながら、ミュージシャンはそれ以前に人間でもある。一人の人間の、思いのこもった提案を封じてはならない。
むしろミュージシャンの社会的影響力は大きいため、流れを変えるきっかけになりうる。社会で一体となって世界平和を実現するべきだろう。ある日突然、銃の乱射に巻き込まれて命を奪われる人がいなくなる日が来ることを切に願う。
企画・編集: Evening Music Records株式会社
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