Quote source:https://o-dan.net/ja/

「もさお。」「WurtS」から見る音楽プロモーションアプリとしてのTikTok

早川 雅( Evening Music Records )

※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )

 

  

本記事のコメントを投稿...

本記事は約3分で読めます

※ 記事内容についてコメントしてみよう。「もっと見る・投稿する」をクリックするとコメント欄が表示されます。

利用規約を遵守し、良識のあるコメントを心がけましょう。

 

TikTokは今や最強の音楽プロモーションアプリと言ってもいいのかもしれない。カラオケの急上昇ランキングや音楽配信サービスのダウンロードランキングを見てみても、TikTokで一度は耳にしたことがある曲がずらりと並んでいる。

 

どのようにTikTokを用いれば効果的にアーティストをプロモーションできるのだろうか。今回は2人のアーティストを例にとって考察してみよう。

 

 

1人目のアーティストは「もさお。」である。

 

「もさお。」とは顔出しを一切しない男性シンガーソングライターである。TikTokで発表された「ぎゅっと。」という楽曲は、その女性目線で素直に綴られた歌詞が、多くのユーザーに刺さり、大ヒットを巻き起こした。それがきっかけとなり、現在もインディーズながら多くの注目を浴びる存在となっている。

 

 

アーティスト「WurtS」

 

 

2人目のアーティストは「WurtS」である。

 

彼も、同じく顔出しをしていない男性アーティストである。彼の楽曲は作詞、作曲、デザイン、映像などがすべて本人によって手掛けられている。自主製作MVが用いられている「分かってないよ」という楽曲は、その耳に残るリズムと恋愛のもどかしさを素直に歌う飾らない歌詞が多くの共感を生み、注目を集めた。

 

 

この2人のアーティストに共通すること、それはキャッチーなリズムとユーザーに直接訴えかけるような真っ直ぐな歌詞である。

 

TikTokというアプリの性質上、聞き始めて数秒間でその楽曲の良し悪しが判断されてしまう。そこでユーザーの心を掴むためには、一瞬聴いただけでも耳に残りやすい曲調、または考えずともすぐに理解でき、共感してしまうような歌詞が必要不可欠である。実際、TikTokで注目される楽曲はこの2人のものに限らず、キャッチーなリズムと共感を呼ぶ歌詞を持ち合わせているだろう。

 

ここまではTikTokで流行るためのアーティストや楽曲自体の要因を考察してきた。ここからはTikTokで音楽マーケティングを効率的に進めていく方法を考えたい。この場合の音楽マーケティングとはレーベル、あるいはアーティスト自身がどのようにファンを集め、人気を得るかということである。

 

TikTokにおける効果的な音楽マーケティングの方法、それはインディーズのアーティストの露出を促進することにあると思う。インディーズといっても中小レーベルに所属しているアーティストもあれば完全に個人で活動している場合もあり、様々である。しかし、どちらの場合にもTikTokは人気を集めるうえで強い味方となってくれるだろう。

 

 

↓ 関連情報を掲載

 

 

実力勝負が可能な世界

 

 

TikTokにおいてはインディーズやメジャーといったアーティストの立ち位置が取り払われる。アーティストは自分の実力勝負が可能なのである。その理由はTikTokは誰でも簡単に動画制作をし、投稿できること。さらに、YouTubeなどとは違いユーザーが自ら検索せずともその映像がユーザーの目に届くことにある。

 

前者の理由についてはこのインターネット社会においては珍しいことではないかもしれない。しかし、後者はTikTokならではの利点であろう。TikTokはインディーズのアーティストのために用意された花道といってもよいかもしれない。TikTokを使えば誰でも予算的、機会的な制約無しで楽曲を評価してもらうことが可能なのだ。

 

TikTokに対する評価は様々であり、TikTokではやった曲をヒットチャートで目にするのを好ましく思わない人ももちろんいるだろう。しかし、TikTokがあるからこそ様々な制約が解け、自分がほんとに好きだと思えるアーティストに出会えるとしたら、とても良い時代なのではないかと私は思う。

 

 

すべての記事が読み放題。初回1ヶ月無料

会員登録で500円から使えるポイントが貯まる(詳細はこちら

※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )

 

 

あわせて読みたい記事:『アジカンの歌詞は、世界の全員を幸せにできるかもしれない』

※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。

 

Slider

  

▲ Including ads

 

今読まれている記事はこちら

 

 

新規登録・ログインして全ての記事を見る

音楽情報バイラルメディア「EVENING」は、音楽ニュースやアーティスト評価をお届けするWebメディアです。

 

Evening Music Records Inc.
Slider

新着記事はこちら

Slider

関連記事はこちら

投稿者

早川 雅
早川 雅Evening Music Records Inc. / マーケティング事業部
バイラルメディア「EVENING」は、社会課題を音楽を通じて解決する Webメディアです。

価値ある情報を発信し、世の中を活性化させる事を目指します。

人気記事はコチラ×

音楽 サブスク 【音楽サブスク比較 2024年】どのサービスが音質が良いのか徹底検証! 2023年5月6日 に投稿された 山口 真帆 山口真帆 事件の主犯NGTメンバー特定!被害内容がヤバい!削除動画あり 2019年1月11日 に投稿された きみとバンド 大野真依 きみとバンド 大野真依、スピリッツ表紙巻頭グラビアに初登場 2024年4月16日 に投稿された TWICE ツウィ 世界で最も美しい顔100人 ツウィがアジアトップ!TWICEからサナも 2019年1月3日 に投稿された 菜乃花 グラビアアイドル 菜乃花、写真展「PHANTASIEN」の開催決定 2024年4月9日 に投稿された LET ME KNOW こんなバンドを求めていた! 2023年結成の新生バンド『LET ME KNOW』 2024年4月13日 に投稿された GANG PARADE GANG PARADE、新曲「パショギラ」でKEYTALKとコラボ! 2024年4月19日 に投稿された ジェニー カイ BLACKPINK ジェニー と EXO カイの熱愛が発覚!手つなぎデート写真も 2019年1月3日 に投稿された BTS KPOP 世界音楽市場でKPOPが躍進か?売上は前年18%増の成長の秘密とは 2019年4月7日 に投稿された BLACKPINK 韓国 KPOP 世界を熱狂させる「K-POP」を支える戦略的なマーケティングとは 2021年7月3日 に投稿された
   

この記事の評価をお選びください。(回答 5ポイント進呈)

1:友人に薦めたいとは思わなかった2345678910:非常に友人に薦めたいと思った (3 投票, 平均: 8.67 / 10)