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NFT音楽作成は初心者でも可能...? 作り方を一から解説。
EVENING編集部( Evening Music Records )
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今、新しいビジネスとして世界中から注目されているのが「NFTアート」です。
NFTアートとは、イラストや動画、音楽、そしてTwitterの呟きに至るまで、多様なコンテンツにブロックチェーン技術を活用し、その唯一性を証明することができるデジタルデータです。
NFT自体は、非代替性トークン(non-fungible token、ノンファンジュブル・トークン)を意味しており、ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータ単位を指します。名称通り、NFTデジタルデータは、他のデジタルデータで代替することが難しく、そのコンテンツのy唯一性を証明することができる点が、著作権などの問題が発生しやすいコンテンツの唯一性の証明などで活用されています。
つまり、このブロックチェーン技術の活用により、NFTアートは従来のデジタルコンテンツの弱点とも言えた「複製や改変のしやすさ」を克服し、「唯一性」という付加価値を付ける事ができるようになりました。
また、ブロックチェーンの技術があれば、制作者からコンテンツを購入した方が、そのコンテンツを第三者に転売した際に、制作者に一部ロイヤリティが入るように設定することも可能になっています。つまり、今までコンテンツ制作会社や著作権保有者などのごく一部しか得ることができなかった著作権使用料に近い様な収益配分を個人間同士で実現できるようになります。
実際に、2021年9月に小室哲哉さんが自身のステージパフォーマンスをNFTコンテンツとして販売したことがニュースになり、話題になりました。
NFT音楽に興味がある、自分でも作ってみたいと考える人も多いことでしょう。
本記事では、NFT音楽の作り方を分かりやすく解説します。
NFT音楽は誰でも作ることが可能
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NFTとは、「Non Fungible Token(非代替性トークン)」の略称です。
もう少し詳しく説明すると、前述したように暗号資産(仮想通貨)に活用されているブロックチェーン技術を用いて、アート作品等のコンテンツに唯一性の証明という付加価値を与えたものと言えます。
従来のデジタルアートには、「複製」や「改ざん」がしやすいというデメリットがありましたが、NFTアートはその弱点を克服し、唯一性や希少性を証明した形式で法人・個人問わず売買することができます。
つまり、アート作品としての希少価値を保証しながら、クリエイターやアーティストの方と購入者の間において、インターネット上で簡便に作品の売買取引が可能になることを意味します。
また、音楽作品をNFT化する場合、デジタルデータとして制作した音楽データがあれば、想像よりも簡単にNFT化することが可能です。
パソコンやスマートフォン・アプリで制作した楽曲データや、CDに収録された音楽データを用意することが、このNFT販売の最初の準備になります。
NFT音楽の作り方と手順
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以降のパートでは、はじめてNFTにチャレンジする方にも分かりやすく、NFT音楽の作り方を解説します。
専門的な知識が少し必要な用語も幾つか出てきますが、ひとつずつステップを確認していくことができれば簡単にNFT音楽を作成できますので、ぜひ読み進めてみてください。
ステップ1: デジタル音源の楽曲を用意する
NFT音楽を作るために最初に行うことは、デジタル音源の音楽を用意することです。
パソコンやスマートフォン・アプリで制作した楽曲や、CDに収録された音源データ等がイメージ付きやすいかも知れません。勿論、ご自身で作成された他に著作権保有者がいないオリジナルのデータである必要はありますが、一般的なデジタルデータが手元にあれば、NFT化するための最初の準備は整ったと言えます。
なお、第三者が制作した作品等をNFT化する場合は、契約形態にも依ますが、その制作者にNFTアートにすることの事前了承を取得した後で行う様にしましょう。
ステップ2: 仮想通貨を購入する
NFTアートの取引は、イーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)で行われるのが一般的です。
これは最初のNFTがイーサリアムベースで2015年頃に制作されたことにも影響しますが、イーサリアムが分散型アプリケーション(DApps)やスマート・コントラクトを構築するためのプラットフォームであることにも影響しています。
スマート・コントラクト(Smart contract)は、契約のスムーズな検証・執行・実行・交渉を意図したコンピュータプロトコルであり、第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できるという特徴があります。つまり、NFTコンテンツを "唯一の1点もの" であることを保証しながらも、Web上で第三者の仲介を挟まずに簡便に売買取引できることが可能になり、まさに、NFTプラットフォームが実現している売買取引の根幹技術としてイーサリアムが活用されていると言えます。
なお、OpenSeaなど一部のプラットフォームサイトを除き、楽曲をアップロードすることに「ガス代*」と呼ばれる手数料が必要になることもあるので、販売プラットフォームの選定も慎重に行う方が良いでしょう。
暗号資産(仮想通貨)の購入には、楽天グループが運営する「楽天ウォレット」や、DMMグループが運営する「DMM Bitcoin」、日本暗号資産ビジネス協会の理事を務める代表者が運営する ディーカレット などの「暗号資産(仮想通貨)取引所」と呼ばれるサービスサイトに登録が必要で、登録後に暗号資産(仮想通貨)を購入することができます。
この様な取引所で売買を始めるためには幾つかの確認資料の提出が必要ですが、運転免許証やマイナンバーカード等の個人を証明できる書類を用意し、各暗号資産(仮想通貨)取引所の登録フローに従って登録することで売買が可能です。さらに、暗号資産取引所 サクラエクスチェンジビットコイン では、皆さんにあった暗号資産について、無料オンライン相談に乗ってくれので、まずは仮想通貨をはじめてみたい方は是非チェックしてみてください。
なお、暗号資産の取引は、各取引所により規定が異なりますが、原則、満18歳以上の方からのご利用となりますので登録の際には事前確認しましょう。
さらに、登録が完了したら取り引きが開始できますが、暗号資産(仮想通貨)は日々時間(値段)が変動するため、売買時の価値換算には留意することも必要です。
加えて、暗号資産(仮想通貨)には複数の種類がありますが、イーサリアム(ETH)という通貨は、多様なNFTプラットフォームサイトで使えるのでおすすめです。実際の購入も、暗号資産(仮想通貨)取引所で小額から購入可能ですので、意外とハードルが低く入手することができると言えるでしょう。
ステップ3: デジタルウォレットを契約・登録する
暗号資産(仮想通貨)を購入したらMetaMask(メタマスク)等のデジタルウォレットに登録し、このウォレットに暗号資産(仮想通貨)を入れ保管しておきましょう。
デジタルウォレットとは、購入した暗号資産(仮想通貨)を入れておくお財布のようなサービスです。
前述したMetaMask(メタマスク)は、世界的にも老舗のデジタルウォレットと言え、信頼性も高いため、初めて暗号資産(仮想通貨)を購入しようとする方には推奨できると言えるでしょう。
なお、MetaMask(メタマスク)のサービス登録は無料で、iOSアプリケーションサービスとして等、一般的なスマートフォンサイトからダウンロードできます。
ステップ4: プラットフォームサイトにデジタル音源を出品する
NFT音楽を出品することができるプラットフォームサイトは、OpenSea(オープンシー)など複数のサービスがあります。
この中でも、OpenSea(オープンシー)は、登録者数や利用者が多く、日本語にも対応しているので、最初のNFT売買プラットフォームとしては使いやすいでしょう。実際に、サイト上ではNFT音楽以外にも、デジタルアート作品などの様々なコンテンツが売買されており、CryptoPunks(クリプトパンクス)というデジタルアートに数億円の値段が付き、実際に売買されるなど、高額な取引市場が形成されつつあり、音楽業界からの参入も進んでいます。
なお、プラットフォームサイトの中には、NFT音楽の取扱に対応していないサービスもあるので、事前確認は必要です。
この様に、NFT売買プラットフォームサイトに登録し、ご自身のデジタル音楽データを出品した時点で、あなたの音楽はNFT化され、世の中に価値を認められます。
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NFT音楽は誰にでも作ることができる
本記事で紹介しましたNFTですが、NFT音楽は以下の手順で作ることができることが分かったかと思います。
1. デジタル音源を用意する
2. 暗号資産(仮想通貨)のイーサリアムを購入する
3. デジタルウォレットと契約する
4. プラットフォームサイトに登録して出品する
NFTコンテンツの販売には、特別な資格は必要ありません。
ご自身が制作した音楽を、NFTアートとして世界で販売してみたい方は、是非チャレンジしてみましょう。
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