Thundercat、新アルバム「It Is What It Is」が発売間近!MVにも注目
2017年発売の「Drunk」で大きく注目を集め、世界的な評価を得ながら、過去にフジロックフェスティバルに出演するなど日本での人気も高いThundercat(以下、サンダーキャット)が、新アルバム「It Is What It Is」を今年4月3日に発売することが決定し、発売日が近い現在、さらに話題になっている。
サンダーキャットは、ベーシスト・作曲家としてケンドリック・ラマー「To Pimp a Buttefly(2017)」やカマシ・ワシントン「The Epic(2015)」に参加のする他、フライング・ロータス主宰のレーベル「Brainfeeder」からソロアルバムを出しており、フライング・ロータス自身との交流も盛んである、いわば新時代の音楽には彼が付きものと言っても過言ではないほどの活躍ぶりである。故マック・ミラーの「Swimming」にも参加しており、二人はとても親交が深かった。彼らのTiny Desk Concertでの共演映像はYouTubeで視聴できるが、今見ても、なにか熱いものがこみ上げてくるような感覚を覚える。
今回のアルバムでは、カマシ・ワシントン、ルイス・コール、チャイルディッシュ・ガンビーノ、スティーヴ・レイシー等の豪華メンバーが参加。フライング・ロータスとは共同プロデュースという形を取り、作品を手がけている。今作も、ブラックなフィールと独特のハーモニーを組み合わせたサンダーキャットらしいサウンドが楽しめるようだ。
◆生粋のオタク。新作ミュージックビデオにも注目
ミュージシャンとして高い能力と才能をみせる彼だが、一番の特徴は生粋のオタクであるという点だ。ミュージックビデオではかの人気バトル漫画・ドラゴンボールで悟空らが身につけている戦闘服を着てベースを弾くなど、そのオタクぶりを全面に押し出している。
また、来日頻度も多く、インスタグラムには観光の際に撮ったと思われる動画・写真がよく見受けられる。「Tokyo」のミュージックビデオでは日本観光時の彼の様子が確認できる。彼が非常にユーモラスな人物だということがわかるだろう。
先日公開のミュージックビデオ、「Dragonball Durag」は、ドラゴンボール柄のドゥーラグを巻いた彼が住宅街で踊るという内容のもので、HaimやKali uchisが出演しており話題になっている。おもしろいビデオに注目が向きがちだが、曲も素晴らしく、ソウルフルでメロディアスに仕上がっているため非常に聞きやすい。
サンダーキャットの作る次世代の音楽、一聴の価値はあるのではないか。
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