米津玄師のMVはなぜこんなに再生されるのか。ソニーミュージックのプロモーション戦略とは...

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昨今の米津玄師の人気ぶりはすさまじいものがあります。YouTubeで公開されているMVの総再生回数は17億再生を優に超え、メディア露出を目にするようになったかと思えばあっという間に紅白歌合戦出場を果たしその勢いはとどまるところを知りません。

 

2018年に放送されたテレビドラマ「アンナチュラル」の主題歌である「Lemon」のミュージックビデオが2018年2月27日Youtubeで公開されるやいなや、13時間で100万再生を突破し、6日間で1000万再生を記録するなどすさまじい勢いでその記録を伸ばし、わずか1年足らずで3億回再生を突破しました。3億回再生という数字は日本で公開された映像では初めてらしく、米津玄師の人気は日本記録モノだといえますね。

 

 

いったいなぜ米津玄師のMVはこんなにも再生されるのか、またなぜいまだにダウンロード数を増やし続けているのかを考察してみました。

 

 

 

米津玄師のMV再生回数、楽曲ダウンロード数がいまだに増え続けている理由とは...

 

 

米津玄師のMV再生回数、楽曲ダウンロード数がいまだに増え続けている理由は2つ挙げられます。

 

1点目は、米津玄師の楽曲がサブスクリプションでは聞くことができないということ。2点目は、米津玄師 本人のメディアへの露出がほとんどないということです。

 

 

1点目のサブスクリプションでは聞けないという点は、楽曲ダウンロード数に大きくかかわってくる点ではないでしょうか。

 

定額制で聞けないのならYouTubeでMVを見るか、楽曲をダウンロードするしかないです。近年の音楽視聴環境は格段にハードルが下がって来ており、金銭的にも、視聴ハード的にも誰でもいつでも楽曲を聴けるのが当たり前の世界です。そんな中でも、普遍的なのは「良い曲は聴かれる」という事です。便利になり過ぎている音楽視聴環境が仇となって、「米津玄師の曲を聴きたいのに...聴けない...」というジレンマが、彼の楽曲をより聴きたいものに昇華させているのかも知れません。

 

さらに余談ですが、最近のストリーミング再生のランキング首位は「あいみょん」が総なめしています。うっかりストリーミング配信を始めて、ランキング首位の座を奪い合わないようにしているのかも知れませんね。

 

 

 

 

ドラマ主題歌「lemon」までのヒットの理由とは...

 

 

2点目は、メディア露出がほとんどないという点についてです。

 

もともと、米津玄師はニコニコ動画で自身のボーカル楽曲を投稿していましたが、同時にボカロP、ハチとして活動していました。

 

本名、本人ボーカルでの活動を始めたのは2012年からであり、その後サンタマリアでデビューしてからなんと2018年の紅白歌合戦までTV番組で生歌を披露していません。

 

 

最近はコラボ楽曲の政策やラジオへの出演などでその姿を見ることは多くなりましたが、それでも米津玄師の神秘性はまだまだ高く、その実態が身近な存在とならないことから新しいMVが出るたびに大きな話題性を呼ぶのではないかと考えられます。

 

またそのほかにも、特にユニバーサルミュージックからソニーミュージックに移籍後は、人気アーティストとのコラボ楽曲でさらに話題性を呼び、ボカロP時代やニコニコ動画からのコアなファンを手放さないまま、DAOKOとのコラボ楽曲「打上花火」を筆頭にアニソン好きへ、さらにロッキン出演をきっかけにロック好きにもその名を広め、満を持してドラマ主題歌「lemon」でより多くの聴き手を得る事となりました。

 

神秘性を保ったまま一般層へとファン拡大へ向けたプロモーション戦略は大成功を収めたといえるのではないでしょうか。

 

 

 

 

ブランディングやプロモーションから見る音楽とは...

 

 

当時流行りのニコニコ動画、ボーカロイドといった匿名性の高いコンテンツを使用していたことが、現在の米津玄師の神秘性を押し出したプロモーション戦略に繋がっているのかも知れませんね。

 

こと音楽というエンターテインメントの業界では、イメージ戦略や自らのブランディングをアーティストがどの様に展開できるか、レコードレーベルがどの様なプロデュースや楽曲制作および支援できるかが鍵となってきます。勿論、圧倒的なアーティスト性や音楽の良さに裏付けされる点はあるのですが、「売り方」でそのアーティストの将来を明るく輝かしいものにでき、1曲でも多くの良い音楽を世の中に提供できる事は、社会貢献的にも意義のある事なのかも知れません。

 

 

編集: Evening Music Records株式会社

 

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