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AAA（トリプル・エー）の與 真司郎（あたえ しんじろう）が11月19日、2021年の活動をもってアーティスト活動を休止することを発表した。

與は、自らのインスタグラムと公式サイトでこの休止について公式発表をし、突然の発表となったため、ファンの間では驚きの声が上がっていた。

彼のコメントでは「AAAの活動休止が決定してから、たくさんの時間をかけて、たくさん考えて、この決断にたどり着きました。AAAがあったからこそ、僕は音楽を続けられた。そのAAAがお休みするにあたり、アーティスト活動を続けるということを考えることができませんでした」と心境を語っており、自分の人生の中心となっていたアーティストとしてのグループ活動が休止する事を受け、今回の決断に至った事を明かしている。

AAAは、2005年9月にエイベックスからデビューした男女混合パフォーマンスグループであり、その名称は「Attack All Around」の頭文字をとったもので「全ての事に挑戦する」という意味合いが込められたアーティストグループだ。

リリースする楽曲も、バラード調からダンスミュージック等、多彩な表現でクオリティの高いパフォーマンスで観客を魅せており、名実ともに日本を代表するダンスグループである事は間違いないものであった。2013年には、AAAの38枚目のシングルとなる「恋音と雨空」をリリースし、第64回と66回の紅白歌合戦でも披露される等、若者の揺れ動く気持ちを聴き心地の良いバラードで表現する等、日本の音楽シーンを彩る活躍も目立っていた。

その様な人気グループのメンバーからの "アーティスト活動の休止報告" であった為に、その理由に注目が集まっていた。

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人気グループとして活動を継続してきたAAAが、本年12月末を持ってグループとして休止に入る事に伴い、與自身は「アーティスト活動を続ける事を考える事ができませんでした」とコメントしており、その心中はかなりの葛藤があったに違いないが、悩んだ末に出した結論である事が伺える。

彼も、現在31歳という年齢に差し掛かり、デビューから17年間を音楽業界一筋で生きて来た人生だった様だが、「社会人としての知識や経験が無く、このまま年齢を重ねることに不安を覚えました」ともコメントしており、今回の決断の背景には、自分の人生を考えた時、"芸能" 以外にも経験の幅を広げたいという気持ちが有った事も確認できている。

彼らの楽曲やパフォーマンスを楽しみに待っているファンの視点としては、寂しい気持ちとなるが、彼の人生の新たな出発という視点では応援したくなると言えるだろう。

ただ、アーティストとしての與 真次郎は見れなくなってしまうかも知れないが、音楽以外の芸能活動は継続していくとも発表しているので、今後の新しい彼の活躍の姿に注目していきたい。

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