Zepp横浜で無料ライブ配信を行った「BAD HOP」彼らの音楽に価格をつけるのはリスナー。プロアーティストしての”漢気”とは…
川崎市出身のヒップホップクルー「BAD HOP」。
日本のヒップホップシーンの中でも代表的存在であり、誰もが知るビッググループとなった彼らの魅力というものはもちろん音楽にあるものの、それ以外の面にも感じられるような気がする。
それはなんというか、彼らの人間性のような内面的なところであるだろうか…。
BAD HOPのメンバーは、それぞれがもちろん違う人間であり外見も中身も全く違う。ただ1つ共通点として見出されるのは、まっすぐで真摯であるという点だ。
曲がりっ気のないところ、漢気のような部分は彼らの音楽に打ち込む姿勢を見ているだけでわかる。
BAD HOPは先日、10月18日にZepp 横浜にて無料ライブ配信を行った。無料での開催と言うだけあって、チケット代の収入は彼らには入らない。ただ、その無料ライブ配信には視聴者が投げ銭をできる”スーパーチャット機能”が備わっており、視聴者が投げ銭をした金額がBAD HOPの収入になると言う仕組みになっていた。
つまり、彼らのライブの価値はファンが決める。と言うことだ。
こういった仕様を取り入れたのは、BAD HOP自身がファンの存在を信じていると言うこともあるだろう。また彼ら自身が、アーティストの価値はそれを必要とする人の手によって定められる、と言う元来の構造を理解しているとも言える。
そういった考え方に基づき、お金本意でのビジネス的音楽活動には傾倒しない、これがBAD HOPの格好良さである。
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