"ビートルズを超えた"ラッパー、ドレイクがタトゥーでビートルズファンを挑発!?音楽は比べるものではない…
Hana Sudo(Evening Music Records株式会社)
今年がThe Beatles(ザ・ビートルズ)の名アルバム、Abbey Road(アビーロード)の発売から50年経った年であるというのは、他記事でも取り上げた通りであるが、カナダのラッパー、Drake(ドレイク)がビートルズを侮辱するようなタトゥーを彫ったとして、ビートルズファンの間から怒りの声が湧き上がっている。
ビートルズを「追い抜かす」ドレイクを表現したタトゥー
一体どんなタトゥーなのかと思って調べてみると、リンク先のツイートにある通り、上述のアルバムAbbey Roadのアルバムジャケットのパロディで、ビートルズのメンバー4人の前にDrakeと思わしき人物がおり、振り返って「お先に行かせてもらうよ」と言わんばかりの身振りをしているのだ!
Drakeは昨年の7月に、ビートルズが持つ「Billboard Hot 100(ビルボードホット10)の同時ランクイン記録」の5曲を、7曲で塗り替えたほか、「Billboard Hot 100(ビルボードホット10)の年間ランクイン記録」や「Billboard Hot 100(ビルボードホット10)の通算ランクイン記録」など、数々の記録でビートルズを超えている。
ビートルズファン怒り心頭、「50年後にはドレイクは…」
こんなにも分かりやすくビートルズを侮辱したDrakeに対し、ビートルズファンは
「I love drake but that’s so tacky and cocky lmfao it’s not that deep(訳:Drakeは大好きだけど、これはダサいし、うぬぼれてるし、全然深くないと自分は思うわ)」
「The only way he’ll beat The Beatles is in his own mind!(Drakeがビートルズを倒せるのは本人の頭ン中だけでしょ)」
「"Let's see if Drake's music is still popular 50 years from today? Umm Probably NOT!(Drakeの音楽がビートルズのように50年先にも聞かれてる?ないっしょ)」
などと怒り心頭。
音楽はビルボード・チャート記録で測るべきではない
ビートルズファンの一人としては悔しいが、記録を作ったDrakeはたしかにすごいし、「聖域」に対して挑戦をする姿勢は、「ロック精神」そのものであろう。しかし、音楽は数字で測るべきものではなく、記録よりも記憶に残るミュージシャンこそが真に偉大であり、また、そもそも音楽は勝ち負けを単純に比べられるものではないため「ロックのパイオニア」とも言えるビートルズを、Drakeが本当に”超える”とは思わない。
逆もまた然りであり、ラッパーとして活躍するDrakeとビートルズを戦わせるのがそもそも間違いなのである。
音楽は「音を楽しむ」のに限る。
企画・編集: Evening Music Records株式会社
参考:
https://www.usatoday.com/story/entertainment/celebrities/2019/08/12/drake-unveils-controversial-beatles-tattoo-getting-more-slaps/1993617001/
https://www.rollingstone.com/music/music-news/drake-the-beatles-tattoo-870528/
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