Quote source： https://gunosy.com/articles/aO1VX

ここ一週間、アメリカのポップスター、Taylor Swift（テイラー・スウィフト）のtumblr投稿を巡った騒動が起きている。

一連の動きは、レコードレーベルBig Machine（ビッグ・マシーン）　が、大物音楽マネージャーScooter Braun（スクーター・ブラウン）の会社に3億ドル（約300億円）で売却されたことで始まる。Big Machineは、Taylor Swiftのアルバムのうち、デビューアルバム『Taylor Swift』から、2017年の『Reputation（レプュテーション）』までのマスターテープを管理しており、これは楽曲の権利を持っていることを意味する。すなわちScooter Braunがこれらの楽曲を管理することになるが、これに反発した人物がいる。

　それこそが、先述のtumblr投稿の主、Taylor Swiftである。この投稿では、楽曲の管理権を巡ってBig Machine Recordsとの交渉が決裂し、所属レーベルを変えたこと、レーベルがいつか楽曲を売却してしまうと予期していたこと、よりにもよって自分を何年も傷つけてきたScooter Braun（別記事参照）に権利が移転したと知って悪夢のように感じることなどが書かれており、これからミュージシャンを目指す若者や子供には、15歳の世間知らずな状態で契約を結んだ自分を反面教師にして、自分の権利を守るようにしてほしいと結んだ。

 　投稿の中でTaylor Swiftは、Big Machineの社長であるScott Borchetta（スコット・ボーチェッタ）も批判している。　”Any time Scott Borchetta has heard the words ‘Scooter Braun’ escape my lips, it was when I was either crying or trying not to. He knew what he was doing（私がスコット・ボーチェッタにスクーター・ブラウンの話をするとき、いつも私は泣いていたか泣きそうだった。彼は自分がしたことの意味をわかってたはず。）”　という一節からは強い失望が感じ取れ、心を打たれる。

　これを対し、Scott BorchettaはBig Machineのサイト上で、売却の話は直接Taylor Swiftにしたこと、彼女が泣いてる姿は見ていないこと、楽曲の権利を買い取る機会をTaylor Swift自身が放棄したことなどを挙げ、反論した。

• Big Machine サイト： https://www.bigmachinelabelgroup.com/news/so-its-time-some-truth

　また、Scooter Braunの妻Yael Braun（ヤエル・ブラウン）も、Twitter投稿で夫は嫌がらせをするような人物ではなく、Taylor Swiftのことも好意的に思っていると反論した。なお、Scooter Braun本人からの公式発表はなく、水面下での沈静化を目指しているとされている。

企画・編集： Evening Music Records株式会社

参考URL：

https://taylorswift.tumblr.com/post/185958366550/for-years-i-asked-pleaded-for-a-chance-to-own-my/embed

https://www.bigmachinelabelgroup.com/news/so-its-time-some-truth

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