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日本人アーティストが海外で活躍する方法は?音楽PRや広告戦略とは
EVENING編集部( Evening Music Records )
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本記事の要約:
日本の音楽市場は世界で2位の規模だが、成長率は中国や韓国に比べて低い。日本人アーティストは国内での成功に重点を置く傾向があるため、国際的な活躍は限られている。海外での活躍を目指すには、まず海外の音楽市場に足を踏み入れ、言語や文化を超えて伝わる力を身につけることが重要だ。海外アーティストとのコラボレーションやオンラインセッション、インスタライブなどを活用することが有効であり、歌詞に母語と外国語を混ぜるなどの手法も有効だ。海外でのPV撮影なども、国際的な露出を増やすための手段となる。これらの施策は、日本の音楽市場の成長とアーティストの国際的な成功に繋がると考えられる。
公開日:2023年12月14日
グローバル化が進む今、音楽市場も多岐にわたって進化している。
日本の音楽市場の成長率は、中国や韓国に比べ低い。その理由の1つに、日本は国内人口がそれなりに多く経済力もある国のため、日本人アーティストは国内で成功することを目指して活動することが主流であることが挙げられる。
日本は音楽市場規模ランキングでは世界2位と高い地位ではあるが、先程述べた通り中国などの存在感が大きくなっているのは事実だ。
日本の世界における音楽市場のポジションを守るために、また日本の音楽市場をさらに成長させるための施策を考察しようと思う。
海外アーティストとのコラボを図る
日本人アーティストが海外で活躍するために、まず海外の音楽業界、または海外自体に足を踏み入れることから始めるべきだ。ジャンルは同じものが違う国にも存在するが、活躍するためには言語や文化を超えて伝える力を手に入れることが重要だと思う。
そのために、海外アーティストとのコラボを図ってみるのはどうだろうか。
1つ例を挙げると、「Don’t Wake Me Up」(Jonas Blue&BE:FIRST)という曲は、イギリス出身のDJ/プロデューサーであるジョナス・ブルーと、日本のダンス&ボーカルユニットであるBE:FIRSTがコラボした楽曲だ。
Jonas Blue, BE:FIRST
Don’t Wake Me Up (Japanese Version - Lyric Video)
このように完全なるコラボ、曲を出したりすることは難しい場合も多々あると思われる。そのため、まずは海外アーティストとのオンラインセッションをSNSを使って発信してみるというのはどうか。
インスタライブで配信するとリアルタイムで互いのファンに届いたり、Youtubeにあげると再生数が徐々に伸び急上昇に入ったりなど一気に知名度をあげるチャンスとなるだろう。コラボだけでなく、海外アーティストの曲をカバーすることも1つの手だ。
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世界の音楽市場をターゲットにする
というのも、初めに述べた通り日本は国内の市場をターゲットにしているために、世界にはあまり売り出されていないことが現状としてある。この状況を打破する1つの例として、母語と他国の言語を織り交ぜてみたり、完全に母語を捨て他国の言語を使用してみることを勧めたい。
母語を使用しなかった場合、国内からのイメージは落ちかねない。しかし韓国の人気アイドルBTSを例に挙げると、歌詞が全て英語の曲である「Dynamite」が、2020年にビルボードで首位を獲得した。以後、爆発的な人気と勢いで他5曲で首位を獲得している。
BTS (방탄소년단) 'Dynamite' Official MV:
https://www.youtube.com/watch?v=gdZLi9oWNZg&pp=ygUIZHluYW1pdGU%3D
世界市場をターゲットにすることは、一気に世界に入り込むチャンスに繋がることは明らかである。日本では、英語と日本語を混ぜた曲が徐々に増えている。言語を使用した世界へのアピールは、今後日本の音楽市場の成長へと導くことになるはずだ。
海外という地を利用する
日本人アーティストのPV・MV撮影や、ジャケット写真に海外の地を利用してみるのはどうだろうか。
日本という場所にとどまらず海外の地に足を運び、海外の地で撮影などをしてみることは、自己アピールにも繋がるだろう。海外でのPV・MV撮影の費用や期間を考えると難しいかもしれない。しかし、現代には海外に行かずとも海外のロケーションを撮影できるというリモート撮影の方法もある。
どんな方法でも、まず日本人アーティストが海外に触れていくことが、日本の音楽市場の成長に繋げるための第一歩だと私は考える。
初めに述べたように、日本人アーティストが海外で活躍するためにはまず、海外の音楽業界もしくは海外の地自体に足を踏み入れることから始めるべきだ。
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