Quote source:https://pixnio.com/ja/
V6が、50万円… 消えない高額転売を新技術で防ぐことは可能か?
増田 彩乃( Evening Music Records )
※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )
本記事のコメントを投稿...
※ 記事内容についてコメントしてみよう。「もっと見る・投稿する」をクリックするとコメント欄が表示されます。
※ 利用規約を遵守し、良識のあるコメントを心がけましょう。
ここ数年の技術の進歩はめまぐるしいものがある。5G、AI、VR…。これまで想像がつかなかった事象が現実に起こっている。また、コロナの影響で「オンラインライブ」が一般的になってきた。
このように、エンターテインメント業界は様々なことに影響を受けつつ急速に変化している。では、今後さらに技術が発展していく世界の中で、エンターテインメント業界はどんな新しい技術を取り入れ、進んでいくのだろうか。
5Gを利用した双方向性のあるオンラインライブ、VRを利用した没入感のある映画体験など、想像できることは多い。しかし、今回は「夢の実現」よりも「現に存在している課題の解決」への技術の応用について考えたい。
現に起こっている問題として今回取り上げたいのは「高額転売」である。私の友人はジャニーズファン、通称ジャニオタである。彼女が先日こんなことを言っていた。
「11月1日に解散するⅤ6の解散ライブが50万円で売られていて、その値段で落札されていた。もはや恐怖だよ。」と。調べてみると、定価は9,000円であり、約50倍の値段で売られていたこととなる。プレミアチケットであることは間違いないが、だからといって高額売買が許される理由にはならない。
しかし、現行の販売体制では本人確認があいまいであることやリセール制度がないことなどから、不正転売を防ぐことはできないだろう。
ももクロが、顔認証による本人確認...
高額転売が行われているのはジャニーズに限ったことではない。某チケット売買サイトを見ると、スポーツ観戦のチケットやミュージカルのチケットなどが低下の数倍、数十倍の価格で売られていた。
最新技術を利用したたくさんの夢を語る前に、最新技術を利用したこれらの問題の解決方法を考えるべきではないか。
まず考えられるのは顔認証による本人確認だ。これはすでにももいろクローバーZが自身のコンサートチケットの販売時に取り入れている。事前にチケット販売サイトで顔写真を登録、そこから購入したチケットで会場に入場する際には、顔認証が行われるという方法である。
これによって身分証の提示などの手間をかけずとも、本人確認を行うことができる。
↓ 関連情報を掲載
リセール制度での不適切な転売防止
次に考えられるのは、リセール制度だ。リセール制度は様々なサイトやファンクラブで行われている。ここに新技術を導入することで不正価格での転売を無くす事ができるのではないだろうか。
リセールを行うサイトに登録した個人情報とコンサート主催者側が把握している客の個人情報を紐づけることができる仕組みを作ることで、出品されたチケットが詐欺目的ではなく実際に出品者が手にしているチケットであるか、適正な価格で売られているか、をAIなどにより判別できる仕組みを作る。
AIが異常価格や実在しないチケットの出品を感知すると、主催者側に連絡が行き、出品した人への今後のチケット販売を停止するなどの処分を科す。このように、人間が一つ一つ確認するのが難しい作業をAI化し、個人情報の共有により高額転売などの違法行為をしようとしている個人を判別し再発を防ぐ形だ。
今起こっている問題に対し、新技術を適宜応用して解決することが、楽しい未来を創造する前段階として必要なのではないだろうか。
※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )
あわせて読みたい記事:『学生必見! レコード会社の採用面接官に聞いた。思わず採用したくなる様な人の条件とは...(第1章)』
※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。
▲ Including ads
今読まれている記事はこちら
新規登録・ログインして全ての記事を見る
音楽情報バイラルメディア「EVENING」は、音楽ニュースやアーティスト評価をお届けするWebメディアです。