BAD HOP、10年にわたる活動に終止符を。~川崎から全国へ~
BAD HOPが解散を発表し、約4か月。
5月27日・28日に幕張メッセで開催された国内最大級のヒップホップフェスティバルである「POP YOURS」の初日、大トリを務めたBAD HOPは、そのステージにて解散を発表した。
本記事では、今まで、ヒップホップ界を主導する1クルーとして名を上げてきた、彼らの成功の裏側を見ていきたい。
BAD HOPは、この夏、最後のツアーを開催した。2023年6月21日の TOYOSU PIT に始まり、9月26日の CLUB CITTA' で終わりを迎えた。
ラストツアーでは、現在作成中の新アルバムの中から1曲披露したり、解散ライブに向けた熱い思いを語ったり、ファンを沸かせる場面が多々あったが、一人ひとりの特徴的な力強い声が、TOYOSU PITに集まったファンの心に強く焼き付き全員が心を一つにできた、そんな公演だったと感じる。
世界のKAWASAKIで、音楽を創り上げる
神奈川県川崎市を拠点に活動するヒップホップクルーのBAD HOP。 BAD HOPは、2014年に結成され、双子である T-Pablow と YZERR を中心に、Tiji Jojo・Benjazzy・Yellow Pato・Bark・G-k.i.d・Vingoの8人で構成されている。 川崎のヒップホップクルーとして、よくバイクのブランド Kawasaki とかけており、その代表的な曲が「Kawasaki Drift」である。 Kawasaki跨り全国 ハンドルきりLowからTop 昨日の俺振り切る今日 アクセル全開で行こう 引用:「Kawasaki Drift」BAD HOP このように "川崎" と "Kawasaki" がかけられている印象的な歌詞だ。 2018年にリリースされた「Kawasaki Drift」は、YouTubeのMV再生回数 2,500万回を突破しており、BAD HOPのリリックの特徴であるストーリー性に加え、8人それぞれの個性が輝いた作品となっている。 BAD HOPが解散した後も、「Kawasaki Drift」はヒップホップの歴史にとどまることなく、未来に受け継がれていくことが期待される影響度を持っていると思う。BAD HOP、解散前ラストツアー「THE LAST SUMMER」
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