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メジャーデビューも果たした「a子」が、今アツい理由とは
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メジャーデビューも果たした「a子」が、今アツい理由とは

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皆さんは「a子」を知っているだろうか。 真っ赤に染め上げた髪の毛が印象的なa子は都内を拠点として活動するシンガーソングライターであり、各SNSでその楽曲が人気となり、最近メジャーデビューを果たしたことでも話題を集める。 そんな赤丸急上昇中のa子について本記事では取り上げていきたい。

a子の来歴とは

11歳でギターを手に入れ、YUIやテイラー・スウィフトをコピーしたことが活動のきっかけであり、ほぼ時を同じくして近所のレコード店に足しげく通うなどして音楽への興味関心、知識を深めていく。 2018年から音楽活動を開始し、2019年にはSUMMER SONIC内のオーディション企画である「出れんの!?サマソニ!?」においてファイナリストに選ばれるなど、その才能は早い段階から認められていた。 そして、2020年に1stEPである「潜在的MISTY」をリリース。各所で称賛を集めた。 また、昨年にリリースされテレビ東京系ドラマ「初恋、ざらり」の主題歌」にも起用された「あたしの全部を愛せない」はYouTubeの再生回数が140万回超を記録(2024年10月時点)。 メジャーデビューシングル「惑星」は、YouTubeチャンネルにミュージックビデオが公開されて1か月で再生回数が80万回を突破するなど、波に乗っているアーティストのひとりである。

a子の魅力とは

a子の魅力として真っ先に挙げたいもの、それは歌詞である。アーティストを目指すきっかけにもなったメラニー・マルティネスの影響を受け、たどり着いた特徴的なウィスパーボイスから発せられる内省的でどこか諦念のようなニュアンスも感じられる歌詞は、若い世代の抱える行き場のない不安に寄り添い、包み込むような印象を受ける。ミュージックビデオのコメント欄には10~20代の女性からの支持で埋め尽くされており、同年代の女性の代弁者となりつつある。 音楽性に関して、そのサウンドはロックやヒップホップ、エレクトロニカなど様々なジャンルを内包し、いちジャンルには到底収まりきらないスケールの大きさを感じさせる。本人もインタビューで前述したテイラー・スウィフトやメラニー・マルティネスのほかにも、椎名林檎やインディーポップ、シューゲイザーなど、数多くの要素から影響を受けた旨を述べている。  このような多岐にわたる要素が複雑に混ざり合った音楽性は、多様性が声高にさけばれる現代社会にマッチしており、人気を構成する一端を担う要素だろう。クリエイティヴ・チームの『londog』を立ち上げミュージックビデオの絵コンテも、a子自ら手掛けるほか、撮影やヘアメイクもlondogを中心に進めるなど、セルフプロデュースを可能にさせる才覚は他の追随を許さない。 また、独特なミステリアスさもa子の特徴のひとつといえるだろう。本名や年齢などパーソナルな部分をことさらに明らかにしようとはしない、そんな謎めいた雰囲気も彼女の人気を高める一因といえるのではないだろうか。SNSを通じていくらでも素性が知れてしまう時代だからこそ、素性をさらけ出しすぎない姿勢が人気の一助となっているように思えてならない。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/