Photo by Seitaro Tanaka
FTISLAND、デビュー17年目、韓国から始まったアジアツアー無事完走!
EVENING編集部
※ 会員登録で、限定記事の閲覧・ポイント獲得・NFT進呈企画への参加など、様々な優待をご利用いただけます。( 詳細はこちら )
コメントを投稿
※ 記事内容についてコメントしてみよう。「もっと見る・投稿する」をクリックするとコメント欄が表示されます。
※ 利用規約を遵守し、良識のあるコメントを心がけましょう。
公開日:2024年6月14日
FTISLANDが4月25日の神戸からスタートした「2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY"」を6月9日の広島公演で完走した。
これは昨年8月のソウルを皮切りに、マカオ、バンコク、台北、クアラルンポール、ジャカルタ、シンガポールと回ったアジアツアーの日本公演。日本では、兵庫、愛知、東京、大阪、広島で5公演を行った。普段は日本でリリースした楽曲で日本ツアーを回るFTISLANDが、韓国のセットリストで日本ツアーを行うのは長いキャリアながら初の試みとなる。
また最終公演を行った広島は、前回ツアー時に日程調整の過程で急遽中止となった場所。「必ず戻ります」という約束を守り、この地でファイナルを迎えた。
5月6日東京ガーデンシアター公演の模様をレポート
Photo by Seitaro Tanaka
FTISLANDは、イ・ホンギ(Main Vocal)、イ・ジェジン(Bass & Vocal)、チェ・ミンファン(Drums)からなる韓国出身のロックバンド。
今回は海外公演のセットリストということで、韓国最新アルバム『Sage』全曲プレイが核になっていたが、なんと17年前の韓国デビュー曲「サランアリ」や、「Ft Island」、「Primadonna」など最近のライブで披露することのなかったデビューアルバムの懐かしの曲や、ミンファンのドラムソロコーナーが設けられた驚きの構成に。さらに日本のライブでは特別に、日本メジャーデビュー曲の「Flower Rock」と「Orange Days」が追加された。
また、アンコールを行わない2部形式での公演というのも珍しい試みとなった。本稿では、5月6日の東京ガーデンシアター公演の模様をレポート。
オープニングの「シアワセオリー」からホンギはパワー全開で、会場はたちまち一体感に包まれる。「Falling Star」のサビから名曲「バレ」に続くメドレーから「Champagne ~ PUPPY」では、ファンも大きな声を上げて一緒に歌う。「そうそう、これこれ!」と思えるFTISLANDのライブ運びだ。「FREEDOM」では会場の全員と大ジャンプで盛り上がった。
「HEY DAYにようこそ!」と挨拶したホンギは、「今日は韓国から始まったアジアツアーを日本に持ってきました!これは初の試みです。今までは日本オリジナルのアルバムを引っ提げたツアー、セトリでやってきたんですけど、“韓国のライブが見たい!”というPrimadonna(FTISLANDファンの総称)要望も多かったのでもってきました。これからは、韓国のセトリをもってきたライブも、日本オリジナルのセトリでするライブも、どっちもやっていきたいですね。そして、去年の秋ツアーでも言ったけど、FTISLANDの第2ページを作っていきたいという意気込みをこのライブを通して伝えたくて、僕たちのデビュー曲から最新曲まで様々な曲を通して伝えていこうと思います。」と冒頭でこのツアーに込められたメッセージを伝えた。
Photo by Seitaro Tanaka
今は、どんな曲を歌ってもFTISLANDになる
Photo by Seitaro Tanaka
「サランフエ」、そして韓国デビュー曲「サランアリ~チョンドゥン」を続けたが、「韓国デビュー曲「サランアリ」を日本で歌うのは10年以上ぶり。昔の曲含めて、俺ら。35歳のホンギが歌う17年前の曲はこういう色だと見せたい」という意思からだという。
今のロックとはスタイルの違う、歌謡曲寄りのロックバラードも今となっては新鮮だ。「17歳の僕は、こんな別れの愛の話が理解できなかったけれど、大ヒットしてロックバラードのイメージができた。ロックがやりたかった僕らは、ロックバラードのイメージがイヤだった。でも時間がたった今は、この曲があったから、僕らは今、音楽ができていると愛するようになった。今は、どんな曲を歌ってもFTISLANDになる」と自信に繋がっているそう。
17年前の曲の後は、韓国最新アルバム『Sage』の曲「Not Enough」、「All Of My Life」を続ける。ホンギとジェジンのボーカルの対比が楽曲に深みを与え、ファンとのシンガロングでステージと会場がひとつになる。そして現在形のロックバラード「Wind」では、ホンギがスマホで客席を撮影しながらファンと一緒に歌う姿を映像に収めていだが、ちゃんと韓国語の歌詞を歌えるPrimadonnaもさすがだ。
1部の後半は、ミンファンの「DRUM SOLO」でスタート。重く正確なミンファンのドラムが会場を沸かせると、そこから力強いドラムが映える「Take Me Now」へなだれ込み、ハードロックパートへ突入。「Time To」の一体感でロックのパッションは最高潮を迎えた。
1部のラストを飾った「Sage」をホンギは、「HEY DAYのメインの曲。去年アルバム『Sage』を出して、いろいろなフェスに出られるようになりました。皆さんのおかげです。FTISLANDは自分たちの音楽を紹介するために、一緒に遊ぶためにいろいろな所に会いに行く。遊びに来てください」と紹介し、「一緒に「Sage」歌うか?」と客席に呼びかける。
ジェジンの「Whoa,whoa,whoa,whoa」というコーラスが響くと、それをファンがシンガロング。そのコーラスと、ホンギの伸びやかな声が会場を包み込み、多幸感を与えてくれた。
Photo by Seitaro Tanaka
▽ Ads
アンコール代わりの2部は、「Rising Star」からスタート
Photo by Seitaro Tanaka
しばしのインターバルをおいて、アンコール代わりの2部は、ジェジンとホンギがファンの手拍子に乗って歌う「Rising Star」からスタート。
「昨年末に韓国で開催したバラードコンサート『FTSODE』の曲や、日本では日本の曲を入れようと思ったら曲が増えちゃって……」と2部制の理由を語るホンギ。「最近、毎日音楽していて、本当に幸せ。去年、みんなに“音楽ばかりやる”、“僕らの音楽を見せる”と約束したけれど、その想いがフェス出演に繋がった。今年はそれが海外にまで拡がって、やればできると思えた。だから今年も、ライブばかりです。でも本当にそれが幸せ。この後はFNC BANDKINGDOMもあるし、日本のツアーもあるし、年末にアレ(FNC KINGDOM)も絶対あるでしょ(笑)。FNC BANDKINGDOMでは、ここでしか見られないもの見せる。FNCがバンドをやる意義を見せたい」と意気込んだ。
そして「最近は、韓国のアルバムを作っています。去年約束したことを守るためには、最近の僕らの色を出すのがいいんじゃないかと思っているので、ハードなエモコアっぽい曲になりそう。僕とジェジンは、『4月は君の嘘』という日本原作のミュージカルにも出ます。ぜんぜんピアノが弾けないのに、ピアノの天才の役(笑)」と近況を語るホンギから、「ドラムのミンファンが、一人でドラムのコンサートをやります」という衝撃の発表も!当のミンファンは「ドラムを20年くらいたたいていますが、ドラマ―としてもっとFTISLANDの力になりたくて。一人でもできるって兄さんたちにも皆さんにも見せたい。バンドのドラマーが一人でライブするってあまりないけれど、自信がある。楽しみにしてください!」と抱負を語った。
FTISLANDが海外で闘う様を日本でも見せてくれた「HEY DAY」
Photo by Seitaro Tanaka
2部の後半は、「韓国のデビュー曲をやったから、日本のメジャーデビュー曲も!」と、再びFTISLANDの歴史を振り返る。新しいイントロが加えられた日本メジャーデビュー曲「Flower Rock」から、ライブ定番曲「Orange Days」と、日本公演にだけ追加された曲をプレイして会場のテンションを上げる。歌い終わるとホンギは「久々に「Flower Rock」やったけれど、14年前を思い出すね。匂いがするというか……。それが音楽が持っている強いところ。だから皆さんに会うときは、記憶に残るものを作りたい。今日、僕らと一緒に遊んでくれて、ありがとうございます!」と改めてファンに感謝を伝えた。
最後はミンファンが「去年メンバーたちと、もっとライブをやって、今までの僕らを守りながら頑張ろうと約束したんです。今年、その約束がどんどん叶っています。ライブをしてきた中で、今年が一番幸せ。ありがとうと伝えたい。FTISLANDは、これから。30代は、実力も高まって花開く時期。これからも頑張っていくので、応援お願いします」と饒舌に語ると、ジェジンが「日本でのライブは、安心感がある。いろいろな国でライブをして忙しいけれど、FTISLANDとして、もっといい音楽、いい姿を見せると約束したから、その約束を守りたい。これからも僕らのいいところをいっぱい見せます。楽しみにしていてください」と熱い想いを伝える。
そしてホンギが「やっと本来のFTISLANDに戻った気がする。去年はライブをしても“上手くやらなきゃ”と思って心が重かった。今年は、やんちゃに戻った気がする。今日はスッキリ遊んだ! ありがとうございました!」と最高の笑顔を見せた。
2曲を残し、「トリハダが立つ曲がまだ残ってる。最初のアルバムの僕らの曲と皆さんの曲。高校生の気持ちで歌うから、みんなも昔に戻ってこの2曲を一緒に歌ってください。そして、今日も無事に家にかえって、ビール1本飲んで、いい夢見よう!」と言うと、懐かしの「Ft Island」と「Primadonna」で会場中がハジけきった。
キャリア17年。彼らにマンネリなどという言葉はない。ライブを重ねるたびに、まだまだ成長している。そして夢を見て、前進を続けている。FTISLANDが海外で闘う様を日本でも見せてくれた「HEY DAY」。どこで何を演奏しても、FTISLANDはFTISLANDだと証明してくれたライブだった。
FTISLANDはこの後、7月13日・14日に幕張イベントホールで開催される所属事務所の夏バンドフェス「FNC BAND KINGDOM 2024」に、CNBLUE、N.Flying、Hi-Fi Un!cornと共に出演する。
FTISLAND 「2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY"」 Setlist
2023.5.6 at 東京ガーデンシアター
1. シアワセオリー
2. Falling Star
3. パレ (I Hope)
4. Champagne
5. PUPPY
6. FREEDOM
7. サランフエ(僞愛)
8. サランアリ (Love Sick)
9. チョンドゥン (Thunder)
10. Not Enough
11. All Of My Life
12. Wind
13. Take Me Now
14. Broken
15. Time To
16. Sage
17. Rising Star (With G.O.P)
18. I’m Still Here
19. Beautiful
20. Flower Rock
21. Orange Days
22. FT ISLAND
23. PRIMADONNA
文:坂本ゆかり
FTISLAND ライブ日程&配信情報
Photo by Seitaro Tanaka
2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY"
■ 会場・公演日時
<神戸>神戸国際会館こくさいホール
2024年4月25日(木)18:00開場 19:00開演
<名古屋>愛知県芸術劇場
2024年4月28日(日)17:00開場 18:00開演
<東京>東京ガーデンシアター(有明)
2024年5月6日(月・祝)16:30開場 17:30開演
<大阪>大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
2024年5月30日(木)18:00開場 19:00開演
<広島>上野学園ホール
2024年6月9日(日)16:30開場 17:30開演
U-NEXT 配信情報
『2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY"』
■ 配信詳細
ライブ配信期間:2024年7月15日(月・祝)19:00~ライブ終了まで
見逃し配信:配信準備完了次第~2024年8月14日(水)23:59まで
※ 視聴可能デバイスに関してはこちらをご確認ください
https://help.unext.jp/guide/detail/supported-devices-of-live-distribution
【FTISLAND】ライブ映像とMV配信中!
https://www.video.unext.jp/browse/feature/FET0011036
FTISLANDメンバーの多彩な活躍をチェック!
https://www.video.unext.jp/browse/feature/FET0004947
FTISLAND リリース情報
2024年9月11日(水)Release
DVD/Blu-ray 『2024 FTISLAND LIVE IN JAPAN "HEY DAY" at Tokyo Garden Theater』
<収録内容> (全形態共通)
1. シアワセオリー
2. Falling Star
3. パレ (I Hope)
4. Champagne
5. PUPPY
6. FREEDOM
7. サランフエ(僞愛)
8. サランアリ (Love Sick)
9. チョンドゥン (Thunder)
10. Not Enough
11. All Of My Life
12. Wind
13. Take Me Now
14. Broken
15. Time To
16. Sage
17. Rising Star (With G.O.P)
18. I’m Still Here
19. Beautiful
20. Flower Rock
21. Orange Days
22. FT ISLAND
23. PRIMADONNA
<特典映像>
・Backstage Exclusive of "HEY DAY" Tokyo Garden Theater
<Primadonna盤 特典映像>
・Backstage Exclusive of "HEY DAY" Tokyo Garden Theater
・琉球風水志シウマによる FTISLANDの"HEY DAY”占い
<通常盤>
(DVD) WPBL-90659 価格¥6,300(税込)
(Blu-ray) WPXL-90321 価格¥7,400(税込)
<Primadonna盤>
(DVD + PHOTO BOOK) WPBL-60020/21 価格¥8,500(税込)
(Blu-ray + PHOTO BOOK)WPXL-60011 価格¥9,600(税込)
[PHOTO BOOK] 撮り下ろしカラーフォトブック
■ 店舗別購入者特典
・セブンネットショッピング:ミニアクリルスタンドキーホルダー(ソロ写真3個セット)
・楽天ブックス:缶バッジ(ソロ写真3個セット)
・Amazon.co.jp:ビジュアルシート 2枚セット
・その他の店舗、先着特典:トレーディングカード(ソロ3種より1種ランダム付与)
・FNC JAPAN ONLINE STORE:A3ポスター(デザイン1種)(Primadonna限定盤/通常盤・DVD/BD共通)
ご予約はこちらから:
https://FTISLANDJP.lnk.to/HEYDAY_DVDBD
▽ Ads
FTISLAND 関連リンク
FTISLAND JAPAN Official HP
https://www.ftisland-official.jp/
FTISLAND JAPAN Official X(旧Twitter)
https://twitter.com/ftisland_japan
FTISLAND JAPAN Official Instagram
https://www.instagram.com/ftisland_official_jp/
FTISLAND ワーナーミュージック・ジャパン アーティストページ
EVENING会員登録で、会員限定の音楽業界の最新トレンドや特典が手に入ります。
記事を読んだり、ログインすると、限定特典を貰えるポイントが貯まります。全ての豪華特典が手に入るプラチナ会員登録はこちらから。
※ 会員登録で、限定記事の閲覧・ポイント獲得・NFT進呈企画への参加など、様々な優待をご利用いただけます。( 詳細はこちら )
あわせて読みたい記事: FTISLAND『AUTUMN TOUR 2023』メイキングティザーを公開
※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。
▲ Including ads
今読まれている記事
新規登録・ログインして全ての記事を見る
EVENINGは、最新の音楽関連情報をお届けするウェブメディアです。
投稿者
-
注目の音楽情報をいち早くお届け。
最新トレンドや今気になるアーティストをピックアップし、わかりやすくお伝えしていきます。定期更新の特集企画もお楽しみに。
最新情報はTwitter、撮り下ろし写真はInstagram、オリジナル動画はYouTubeをチェック。
最新記事一覧
- 2024.11.21Businessサイトの評判悪用に関するGoogleの新ポリシーについて
- 2024.11.20EVENINGukkaの結城りな&宮沢友、「心拍数#0822」「シロガラス」カバーを公開
- 2024.11.20EVENING竹内アンナ、11月27日リリース「デコレーション」TikTok配信スタート!
- 2024.11.18EVENINGindigo la End、初の韓国単独公演 2daysを開催(ライブレポート)