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Web3と暗号資産が音楽業界をどう変える?基礎から学ぶ
EVENING編集部( Evening Music Records )
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公開日:2023年10月21日 / 最終更新日:2025年5月15日
音楽業界は昨今大きな変化を遂げており、新しい技術がその発展を支えています。そのような中、Web3と暗号資産がその新たな技術として注目されています。
しかし、Web3や暗号資産という言葉にまだ馴染みがない方も多いかもしれません。
この記事では、Web3と暗号資産の基礎から、それが音楽業界にどのような影響をもたらすのかをわかりやすく解説します。
Web3と暗号資産の基礎知識
Web3(Web 3.0)は、インターネットの新しい形を指します。
現代のインターネット技術の概念と言えるWeb2と対比されるような形で、Web3は、中央に管理者がいる従来のインターネットとは異なり、分散型で安全性が高い特徴を有しています。
また、暗号資産(暗号通貨)は、デジタルで安全な方法で価値を交換する手段として利用され、その基幹技術にブロックチェーンが活用されています。通貨としては、ビットコインやイーサリアムなどがその代表例です。
音楽業界におけるWeb3の可能性
Web3の技術は、音楽業界にも大きな変化をもたらす可能性があります。
Web3技術を活用することにより、アーティストは、音楽が制作されリスナーの耳に届くまでに存在する中間業者を介さずに、作品を直接的にファンに提供することができるようになることが期待されています。
代表的な例としては、著作権管理が挙げられ、古くは JASRAC(ジャスラック)などの管理団体が楽曲利用における権利管理を行ってきましたが、ブロックチェーン技術を活用することで、音楽著作権の管理(または、その一部の管理)が透明性を持ち、管理団体を介さずに実現できるのではないかと考えられています。
ブロックチェーン技術を利用することで、著作権の管理を効率的に行うことができるようになり、中間的に介在する事業者がなくなった場合、従来中間業者に支払われてきた報酬は、コンテンツ制作者に還元され、結果的にアーティストやクリエイター報酬が増えるという循環が生まれます。
※ 関連記事:Web3.0音楽ストリーミングのマーケティング:アーティストのプロモーション
暗号資産と音楽業界の新しい関係
また、暗号資産は、音楽業界に新しいビジネスモデルを提唱する可能性があります。
一言に暗号資産と言っても、2025年5月時点でその種類は世界に2.5万種類以上存在していると言われます。(CoinMarketCap data)国内の暗号資産取引所で購入できる銘柄に限ってみても、メジャーな銘柄に限定されて30〜40種類ほどの状況で、多様化が進んでいます。
このように暗号資産は、個別の銘柄を個別に作成することができ、その固有の銘柄(トークン)を活用したサービスやコミュニティ運営を可能とする点が、従来の法定通貨(日本円など)との違いと言えます。日本円は個人発行できませんし、インターネットに接続し副次的な機能を持たせることは容易ではありません。
音楽業界においては、アーティストは、自身の作品をトークン化することで、ファンと直接経済的な関係を築くことができたり、ファンは支持するアーティストのトークンを購入することで、その成功や活躍に直接貢献することができるなど、多様な活用を想定することができます。
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Web3と暗号資産の音楽業界への応用
さらに、すでにいくつかの音楽プロジェクトでは、Web3と暗号資産が活用されており、これらの事例から新しい技術が音楽業界にどのような影響をもたらしているのか、具体的に学ぶことができます。
分散型の音楽ストリーミング&共有プラットフォーム「Audius」は、Solana 上に構築され、アーティストはコンテンツをアップロードすると同時に $AUDIO トークンを獲得でき、ノード運営者へのインセンティブも分散化されています。また、楽曲のクリエイターがストリーミング権利をNFTとしてトークン化し、ファンがそのロイヤリティを購入・保有できるマーケットプレイスの「Royal」は、Justin “3LAU” Blau 氏らが創設し、Nas や Diplo など著名アーティストとの取り組みも進行中です。
このように、今後さらに、Web3と暗号資産は、音楽業界の未来に大きな影響をもたらす技術として期待されています。
アーティストとファンの関係の再定義から、新しいビジネスモデルの創出まで、さまざまな可能性が広がっていると言えます。
音楽業界の関係者やファンが、これらの新しい技術を理解し、適切に活用することが求められており、新しいエンターテインメントの鍵となる技術となるでしょう。
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