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元KARAのク・ハラの自殺未遂はなぜ起こったのか?韓国アイドルの実態
EVENING編集部
最終更新日:2024年2月17日
韓国の元トップアイドル。KARAのメンバーの一人のク・ハラ(28)が、韓国ソウルの自宅で意識不明の状態で発見された事がニュースとなった。
命に別状はないと言うが、自殺未遂である事は明白で、最近のハラの行動や前日のInstagramに「さようなら」と書かれた画像を投稿するなど、その兆候は垣間みえていた。
発見された経緯は、ハラのマネージャーが彼女に数回連絡を入れたが反応がなく、心配になりソウル市内の自宅を訪ねたところ、彼女が倒れているところを発見したと言う。家の中で煙を吸った形跡があるなど、練炭に近い様な自殺を試みたのかも知れない。
本記事では、元KARAのク・ハラの自殺未遂の裏側にある、韓国アイドルの実情と韓国芸能界の状況についてお届けしていきたい。
なぜKARA ク・ハラの自殺未遂は起こったのか
韓国芸能界はそれだけ厳しい世界なのかも知れない。
韓国アイドルグループKARAと言えば、2016年の解散までには韓国は勿論、日本においても絶大な人気を誇ったアイドルグループだ。歌やダンスもこなせて、一人一人のキャラクターも際立ち、ファンも順調に拡大していたグループだった記憶がある人も多いのではないだろうか。
その中でも、ク・ハラと言えば、いわゆるセンターポジションと言える存在で、一番人気のあったメンバーとも言えたかも知れない。そんな彼女がなぜ自殺未遂...?と感じる方も多いだろうが、最近の彼女の活動は全くと言って良い程、ポジティブなものではなかった様だ。
KARA脱退後は、韓国での芸能活動を精力的に行なっていた様ですが、トレンドに乗る様な目立つ活動は挙げられず、方向性に思い悩んでいる面もあったのかも知れない。
そして、極め付けとなったであろう、2018年に起こった「元恋人への暴行事件」が今回の自殺未遂の直接的な原因となったのではないだろうか。トップアイドル時代のハラのイメージから想像しがたいが、元恋人側からの暴力事件として訴えられると言う事件は、かなりのスキャンダルとして韓国国内だけでなく、日本や世界にもニュースとなったのは久しいところだ。
このため、推察レベルではあるが、これが直接的な原因となり、彼女は最近はうつ病を患っている様子も伺えた様で、自殺未遂という結果に繋がったのではないかと思われる。
厳しい韓国芸能界は本当か?
今回は、KARAのク・ハラがフォーカスされる形となったが、現在注目を集めている韓国トップアイドルにおいても同様のリスクがあるのではないだろうか。
日本をはじめ、世界へのプロモーション戦略が成功しているグループとしての「TWICE」や「BTS」などのメガヒットグループは、暗い話題の影すら入り込む余地がない程、ポジティブなニュースで溢れかえっている。
しかし、この裏には韓国アイドル特有の新陳代謝(トップグループの世代交代)が表面化で進んでいる事に加え、彼ら彼女らはアーティストとしての表現者の立場で、多忙すぎる毎日を送っている為、世代交代が起こった後のプランニング等、考える暇はないだろう。
どのトップアイドルやアーティストにも言えるが、ここがトップの世界から退いた後の難しさだろう。セルフプロデュースの上手いアーティストであれば、この辺りの身の振り方や独自のポジションの築き方には、ある程度思考を巡らせることができるかも知れないが、こと18~20歳前後の少女がそこまでの戦略家であることは難しいだろう。
元KARAのク・ハラの場合も同様で、グループ脱退後の活動が低迷してしまい、同時に降りかかったスキャンダルで精神的に病んでしまっただろう。また、怖いところだが、これは同時にどのアーティストにも起こりうるのだろう...と考えられる。
では、この様な自体は、どうしたら回避できたのだろうか?
見せ方としての幅の広さがポイントか
セルフプロデュースの上手さ。これが一番アーティストが輝く瞬間を最大化できる要素なのではないだろうか。
勿論、セルフプロデュースと言っても、アーティストやアイドル自身が、自らプロデュースするわけではなく、レコード会社や事務所からのバックアップがあるのは前提だが、コメントを求められる場面や立ち居振る舞い、楽曲の表現の端々など、アーティストやアイドル自身が、自らを世界へどう見せるか...というちょっとした意識が将来的な差に繋がってくるのではないかと考えられる。
韓国のアーティストで例を挙げると、年齢も比較的近い「IU」などだろうか。
彼女はデビュー曲こそ落ち着いた印象の楽曲でしたが、ヒットを飛ばしたのは彼女のトレードマークでもある可愛らしいイメージの楽曲とMVだった。さらに、年齢を重ねるに連れて、歌唱力が際立つ楽曲(アイドルものとは微妙に異なる路線とも言えるでしょうか)のリリースに注力したり、女優業も同時にこなしたりと、成長の過程とともに、活動の幅を広げ、ファン層も同時に拡大してきたことが伺えます。
元々、ソロアーティストとしての活動がメインだった事もありますが、自らの活動をどの様に拡大していくか、世界に進みたいアーティスト像として見せていくかを考えた上でのプロモーション戦略を練っているのでだろう。この様な流れがあれば、グループなどでの活動が難しくなった場合でも、自らのファンとの継続的なコミュニケーションから、新たなアーティストとしてのポジションを自分で創り上げる事も可能だろう。が、簡単には行かない事も事実だ。
今回、元KARAのク・ハラとしては残念なニュースが続く結果となったが、彼女の人生での試練の瞬間でもあるだろう。
精神的な回復も含め大変な状況であるだろうが、再び自らを奮いたたせ、彼女の持っている才能で、世界を魅了して欲しいと考えている人は多いはずだ。今後の活躍に期待したい。
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