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Netflixに「新感染 ファイナル・エクスプレス」が追加?
EVENING編集部
更新日:2023年12月20日
2月8日、Netflixにて2017年9月公開のゾンビ・パニック映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」が追加されました。
腕利きファインドマネージャーのソグは娘スアンを連れて別れた妻に会うためソウル発プサン行きの高速鉄道KTXに乗り込みます。ちょうど時を同じくして謎のゾンビウイルスが韓国中に蔓延。感染者が発車直前の列車に乗り込んできたことをきっかけに車内では感染爆発が起こります。
時速300キロ、ノンストップで走り続けるゾンビだらけの列車内、果たして生きて釜山までたどり着くことはできるのか。そして謎のゾンビウイルスが発生した原因とはなんなのか…。
主人公のファインドマネージャーであるソグは日本でも大人気の俳優、コン・ユが演じています。2017年にドラマ、ドラマ、コーヒープリンス1号店(MBC)で日本でも一躍大ブームになりました。新大久保にもこのドラマに出てくるカフェが4店舗も出来ており、どこもイケメンぞろいで未だに連日多くの人で賑わっています。
今回追加された新感染の映画が公開された時も、コン・ユ目当てに映画館にやってきたファンのおばさま達がゾンビに阿鼻叫喚なんてこともあったみたいです。
さて、こちらの映画の見どころは、なんといっても逃げ場のない列車内という限定された場所の中でいかにゾンビと戦い大切な人を守れるか、というところでしょう。ファインドマネージャーとして街の発展のために様々なものを切り捨ててきたソグは娘を守るために何を犠牲にしなければならないのか。
ゾンビ映画に出てくるゾンビといえば、ロンドンゾンビ紀行なんかに出てくる動きがゆっくりなゾンビか、ゾンビーバーのようにゾンビ化することによってめちゃくちゃ強くなるかの2種類ですが、新感染では後者で、凄い勢いで飛びかかってきて人間に群がりあっという間に食い散らかします。
ゾンビの大群が全速力で走ってくる様子は恐怖よりも絶望を感じさせます。また、政府がこのゾンビ騒ぎを、ただのホームレスの暴動として鎮圧しようとしてさらに感染者を増やしてしまうところもなんだかリアリティがあってより絶望的で引き込まれます。
ゾンビのことについて色々と書きましたがこの映画は父娘の親子の絆を描いた感動的な作品でもあります。また父娘の物語だけでなく、様々な登場人物にピントがあてられる群像劇的な映画でもあります。彼らはいかにして自分の大切な人を守るのか。
韓国での原題は「釜山行き」でシンプルながらシリアス味のあるタイトルであるのに対し、邦題の「新感染 ファイナル・エクスプレス」というタイトルは、正直クソほどダサく、センスを疑ってしまいます。
しかし中身は時間を忘れるほど面白く、手に汗握る最高な作品になっています。パンデミックで恐怖したい人、アクティブすぎるゾンビを見たい人、父娘の絆物語に感動したい人、是非要チェックな作品です。
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