※ 会員登録で、限定記事の閲覧・ポイント獲得・NFT進呈企画への参加など、様々な優待をご利用いただけます。( 詳細はこちら )
※ 記事内容についてコメントしてみよう。「もっと見る・投稿する」をクリックするとコメント欄が表示されます。
※ 利用規約を遵守し、良識のあるコメントを心がけましょう。
ギター1本でステージに立ち、研ぎ澄すように奏でるアコースティックギターの1音1音をループステーションやエフェクターを駆使して重ね合わせ、バンドサウンドを紡ぎ出す演奏スタイルが特徴的なシンガーソングライター ”ReN”。
今年10月にデジタルEP『Early Project』(アーリー・プロジェクト)をリリースし、同月より全国7ヶ所8公演となる、ReN自身初となるバンド編成で臨んだ全国ツアー「ReN THE BAND TOUR」のツアーファイナルが12月7日(水)、12月8日(木)恵比寿LIQUIDROOMにて開催、見事なフィナーレを飾り、ツアーを無事完走した。
10月28日(金)の札幌cube gardenから始まった「ReN THE BAND TOUR」は、デジタルEP『Early Project』リリース後のツアーで且つ、初となるバンド編成のため、どのようなステージングになるのかという高い期待から会場に駆け付けたファンは開演前からそわそわと、どこか浮足立ったような高揚感に包まれていた。
いよいよ開演時間。
拍手に包まれる中、SANABAGUN.より澤村一平(Dr)、磯貝一樹(Gt)、大樋祐大(Key)、そしてThe2より森夏彦(Ba)からなる同年代のバンドメンバーがステージイン。その後続くようにReNもいつもの自然体でステージインし、1曲目はEP『Early Project』収録曲「Traveling Train」からスタート。力強いバンドサウンドを1曲目から奏でることでオーディエンスを納得させたかったかようなReNのメッセージ、意気込みが伝わる。
客席で手拍子が巻き起こり、2曲目「Decision」、3曲目「Shake Your Body」と続き、あたかもこのバンドが元々存在していたのではないかと思わせるほど一体感のあるグルーヴを展開、駆け抜けるような疾走感で一気にギアを上げ会場を盛り上げる。
冒頭のMCでは、「東京の皆さん、こんばんはReNです!昨日もDAY1、最高だったんですけど、今日が正真正銘のファイナル!しかもいつもと違いますよ、今日はスペシャルです!最高の仲間を連れて、最高の仕上がりでここにやってきました!よろしくお願いします!」とコメントし、「Don’t Let Go」、そしてループステーションを使ってコーラスを積み上げ、バンドと組み合わせた「Can’t get enough of you」、しっとりしたエレキギターと奏でた「No No Lies」と3曲続けてパフォーマンスを披露。ReNがバンドメンバーに時折視線を向けながらステージを楽しんでいるのがオーディエンスにも伝わり、会場との距離感をぐっと近づける。
「俺いつも1人で歌っているけど、今回は特別にカズキング(磯貝一樹(Gt))とアコースティックセッションしてみたいと思います。去年の春かな、ちょうどステイホームの真っ最中に、家の中でこもりながらギターを弾いていた時に、フッと降りてきたフレーズ、その言葉をもとにできあがった切ない曲があるんだけど、今日は2人でやりたいと思います」とReNを代表する人気曲「あーあ。」、そして「Illumination」を2人で披露。バンドサウンドとは対照的なしっとりした雰囲気がフロアを包む。
「今日は足元にループステーションを持ってきてるから、久々にやってみたいと思います。(ループステーションは)出した音を繰り返していって、これにまた新しく音をどんどん足していくんだけど。これを使いながら1個1個バンドっぽいサウンドを1人で作っていくんだけど久々に聞いてもらおうかな」と「What I’m feeling」をお馴染みのルーパースタイルで、また「Umbrella」ではギターと歌声だけのシンプルな音像でフロアを優しく包み込んだ。
バンドメンバーが再びステージに戻り、「存在証明」のイントロが始まるとともに自然とオーディエンスの手拍子が。続く「Higher」が始まると、さきほどとは一気に雰囲気が変わりバンド感が増幅する。演奏後、ツアーを振り返った話や、道中、打ち上げ、反省会などバンド1年生のReNとしては、1人ではないバンドだからこそ味わえた、ステージ上だけではわからなかった新鮮な感想を楽しそうに話す場面も。
「今日は最高の仲間を連れてきて、そして最高のみんなに会いに来たんで、ここで1曲みんなと一緒にハッピーなれる歌を歌いたいと思います」と話し、「Friends Forever」を披露。会場のファンも右に左に手を、体を揺らしてその空間を楽しんでいた。
終盤はループステーションとバンドを融合させて「Life Saver」、そして「次の曲はみんなにも力を貸してもらって花火をぶち上げたいと思います。ずーっと導火線引っ張ってきたから今日ここで大爆発させたいと思います」と「千輪花火」で怒涛のスパートでアップデンポなバンドサウンドを畳みかける。
「当たり前のことが、当たり前にできないことでストレスが溜まっていったりすることがあったりするんだけど、それが長びくと、当たり前ってなんだったんだろうな、と思うくらい何が何だか分からず、何をすべきか迷っちゃったりすることもあって。。。最後になりますが、当たり前の景色とか、日常とか、ありふれたこと/ものこそが大切だなと感じて書いた曲を送ります」と本編最後に新曲を披露して終了した。
鳴り止まないアンコールに応えて登場すると、「みんなEP『Early Project』は聞いてくれましたか?今回はアルバムという形とは違って、今の瞬間を切り取るということをテーマにして、またその瞬間でしか録れないものを残すことに意味があると思って曲を作りました。EPの中でもちょっと特殊で、ワンテイクで録った曲『エール』という曲があるんだけど、なかなか歌うのに勇気がいる曲で。でもワンテイクでそのままの自分を録ることで、振り返った時にいろんな想いに気づける自分がいるだろうなと、1つの日記のように作ってみた1曲です」と「エール」をキーボード大樋祐大とセッション。
再びバンドメンバーがステージに。ツアーファイナルを迎える12月ということで、ReN自身のクリスマスソング「Fallin’」をサプライズ披露。会場をクリスマス色に灯した。
最後に、ReNが「今日は最初に『Traveling Train』という電車に乗ってここまでやってきましたけど、最後はみんなで10代に戻ってもらおうと思います!」」と「Teenage Dreamers」を力強く歌い、約120分に及ぶツアーファイナル公演を飾った。
︎各音楽配信サービスにてセットリストプレイリスト公開中:
配信URL: https://open.spotify.com/playlist/43oziD8IVy38VrLgOWMw5X?si=e9068cbb1f6c4598
すべての記事が読み放題。初回1ヶ月無料
会員登録で記事を読むとポイントが貯まる(詳細はこちら)
※ 会員登録で、限定記事の閲覧・ポイント獲得・NFT進呈企画への参加など、様々な優待をご利用いただけます。( 詳細はこちら )
※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。