日常に溶け込む優しいヒップホップ・UNELIの音楽の生活感、”庶民派”で飾らない素の魅力に迫る。
アンダーグラウンドシーン、そしてメジャーシーンでも盛り上がりを見せる「ヒップホップ」という音楽ジャンル。
日本でも人気の潮流があるヒップホップ。特に、リリックを全て日本語で歌う完全な日本アレンジのヒップホップというのも人気がある。それは考えて見れば凄いことである。元々、黒人をルーツとするヒップホップは、音楽自体のノリ的にも英語のみでこそ歌われるものとイメージされていた。
しかし、その様な常識をこれまでいくつもの日本人アーティストが打ち破ってきた。ORANGE RANGE、RIP SLYME、Dragon Ashなどのアーティストは、大元のヒップホップのエッセンスを交えつつ、巧みに日本語のノリを加味させてきた。
今となっては、日本語ヒップホップの歴史も長く、立派な権威あるジャンルとなっているのだ。
本稿で取り上げるのは、そんな日本語ヒップホップのジャンルの中でも、特に、最近登場してきたアーティストを取り上げる。
そのアーティストの名は、「UNERI」である。
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