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TikTok、Youtube、Twitter…SNSは数秒単位での勝負?SNSは使っても使われるな!SNSマーケティングで音楽をバズらせる方法とは...
EVENING編集部( Evening Music Records )
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SNSを活用してアーティスト活動を行う人が最近ではほとんどである。
しかし、ただ闇雲にSNSを使っているだけでは、ファンがつくどころかSNS自体に囚われてしまうことさえあるかもしれない。そこで、本記事では「SNSは使っても使われるな!」をテーマにSNSマーケティングについて考察してくこととする。
そもそも、SNSを利用する目的はなんだろうか?
LINE株式会社 エンターテイメントカンパニーに所属している宮本浩志氏は、音楽マーケティングの定義として、「ファンや世の中が欲しいものをつくる、届ける、愛される仕組みを作ってファンを増やす」ことをあげている。この中の「届ける、愛される」部分にSNSは有効ではないかと思う。SNSは世界に広く情報を発信することができる。また、アーティストのパーソナルな部分を出すことでそのアーティストが長く愛される一助ともなると思うのだ。
以上より、ここでは、SNSを利用する目的を「音楽を届ける、ファンに愛してもらう」こととする。
ここからは、SNSの活用方法について議論していきたい。まずは、「音楽を届ける」という観点からお話ししていこう。
音楽を届けるためには「1. わかりやすいコンテンツづくり』「2. 注目される機会を活用する」「3. 各種SNSを使い分ける/使うSNSを限定する」の3点が重要だと考える。以下、この3点について具体的に述べていく。
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「ファンに愛してもらえるコンテンツ」とは...
1. わかりやすいコンテンツづくり
あるアーティストにひょんな機会で興味を持ったが、ネット検索して出てきたのは雑多な情報ばかりで何を見ていいかわからない…ということに出会ったことはないだろうか?
わかりやすいコンテンツが作られていないとせっかくの新規ファン獲得機会を逃してしまうことになる。よって、新規ファンのための導線を作っておくことは重要である。
うまくわかりやすいコンテンツを作っているアーティストとして挙げられるのがK-POPアイドルである。世界を相手にしたコンテンツづくりとあって、新規向けのコンテンツは英語で補足がついていたり、非言語で伝わるように工夫されている。例えば、YouTubeであれば、リストが作成されており、「自身が見て欲しい動画に誘導する」ということに成功しているのである。
2. 注目される機会を活用する
オンラインコンテンツをオンラインのみの活用で終わらせてしまうのは非常にもったいない。テレビで見て興味を持ったけど/フェスで見て興味を持ったけど、Twitterで調べても誰も呟いていないからまあいいか、と調べるのを諦められてしまう、ということが起こりかねないのである。注目度が上がる機会が事前にわかっているのであれば、それに合わせてオンラインコンテンツもしっかりリマインドしておくことで新規ファンの獲得につながる。
これを上手く行っているのが、JO1である。JO1はオーディション番組を経て結成された日本の男性アイドルグループであるが、バラエティにでる際に公式Twitterがその告知を行うだけでなく、YouTubeに新規動画を投稿して、新たに興味を持った人向けの導線をきちんと設定している。
このように、注目される機会をSNSの活用によって逃さないことは重要である。
3. SNSを使い分ける / 使用SNSを厳選する
一言でSNSといっても、様々なSNSが存在し、各々に特徴がある。例えば、Twitterは文字データが主流であり、動画は2分20秒しか掲載できないのに対し、Instagramは写真・映像が主流であり、ライブ配信が比較的気軽にできる、などである。したがって、闇雲にSNSをはじめ、全て同じ素材を投稿するのであれば、複数個のSNSを利用する効果が薄れてしまう。SNSを複数個使用するのであれば、各々のユーザー層にとって魅力的なコンテンツの作成が必須である。
続いて、「ファンに愛してもらう」という観点からお話ししていく。
ファンに愛してもらうコンテンツを作るためには「マーケティングの意識をなくす」ことが重要ではないかと考える。SNSマーケティングに関する記事なのに、矛盾しているのではないか?というご指摘はもっともであるのだが、これは「マーケティングするな」ということではない。
読者の皆さんは今までにSNS広告を見て、興味もないのに迷惑だ、と思ったことはないだろうか?接触機会の向上はもちろん重要であるのだが、この法則には落とし穴がある。それは「第一印象が悪ければ、その印象は接触機会を増やすことで悪化する」ということである。つまり、いくら広告を打ったとしても逆効果にしかならないのだ。これではせっかくマーケティングしたのに…と自身のモチベーションを削いでしまうことにもなりかねない。
そこで、「マーケティングの意識をなくす」ことが鍵となってくる。SNSを有効活用しようとするあまり、投稿内容まできれいにしようとしてしまうと、逆にファンの気持ちを削ぎかねない。そのため、コンテンツの完成度、投稿のタイミング、使用するSNSへの配慮には十分気を配った上で、自身の素直なメッセージを投稿することが大事である。
何か新しいコンテンツを出すならば、きっとそこには様々なメッセージが込められている。それを告知的に出してしまうのではなく、メッセージとしてSNSに書き込むことで「ファンに愛してもらえるコンテンツ」になるのではないかと思うのだ。
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SNSは、使っても使われるな...
以上、大きく「届ける」「愛してもらう」を目的にSNSを活用して行う音楽マーケティングを述べてきた。SNSに限らず現代は大きく環境が変化することが多くある。そのため、マーケティングの方法も刻一刻と変化していくだろう。しかし、手法や道具は変われど、「伝えたい相手にメッセージを伝える」という軸は変化しない。その軸をSNSによって無くさないようマーケティングを行っていけば良いのではないだろうか。
「SNS、使っても使われるな!」である。
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Music must be art, not just information.
2021年8月12日 11:15 AM