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【音楽業界】レコード会社で就職 / 転職する前にコレだけは知っておこう!
EVENING編集部( Evening Music Records )
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● 絶対に音楽に携わる仕事がしたい
● 夢を諦めきれないので、音楽業界へ転職を検討中
本記事では、そんな音楽を愛して止まない若者(10〜20代の方等)へインディーズ独立系レコード会社勤務の筆者からお伝えしたい事をお届けします。
① 先ずは音楽業界について知ろう!
さて皆さんは音楽業界と聞いてどの様な職業を思い浮かべるでしょうか。レコード会社、CD・レコードショップ、音楽雑誌出版社、音楽ライターなど。楽曲を制作し、アルバムとしてリリース。宣伝を重ねて店頭に商品として並び、映像を作ってライブ活動に励んだり。それらに携わる全員が音楽業界人ですよね。実際にはそれだけに留まらない程、多くの人が携わり音楽業界は成り立っています。
そんな音楽業界では今ストリーミングが台頭しており、フィジカル商品の市場は年々縮小傾向にあるのが現実です。音楽雑誌然り、音楽の在り方というのはここ数年激しく変化をし続けていますよね。コレは今後音楽業界に携わりたいと考えている人なら、必ず頭に入れておく必要のある事実です。
音楽に携わる以上、多かれ少なかれ必ず、ストリーミングサービスの影響を受けることになるからです。
② レコード会社について知ろう!
さて音楽業界の現状については先述しましたが、今回はレコード会社に限定してお話していきます。
アーティストの発掘、契約、制作。流通に、販売、広告代理業務など、アーティストと非常に密接な関係を持ち、ビジネスと直接結びつけて音楽と関わっているのがレコード会社です。契約アーティストの原盤権を所有しており、売り上げの数%の収益などを得ています。
そしてここで押さえておきたいのがメジャーとインディーズです。一言で言えば所属レーベル、契約レコード会社が大手か、大手では無いかの違いです。「日本レコード協会」の正会員がメジャーとして定義されており、メジャー = 資金が潤っており販促能力が高い傾向があります。売り出し方で言えば俗に言う売れ線とでも言えるでしょうか。
このため、極端ですがメジャー音楽シーンで求められる事は "売れる" ことです。
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レコード会社で働くということ
さて本題ですが、レコード会社で働く際のポジションや形態は、主に 正社員・契約社員・アルバイトが挙げられます。業界の特徴として横の繋がりが強く、業界間の転職は比較的し易い傾向にあると言えるでしょう。しかし、音楽業界でのキャリアを歩み始める上で、多いのはアルバイトや契約社員としてのスタートです。これには、ある程度の覚悟が必要になってきますね。学生の時からインターン等で業界を見ておくのもオススメです。
レコード会社の中にはA&R, 販促・営業、広報、流通部門、等の職種があります。そこで最も多くの人が憧れ、目指す花形といえば "A&R" です。Artist and Repertoire の略称で、新人アーティストの発掘・契約、所属アーティストの育成、楽曲制作やレコーディングに携わるなど、アーティストと二人三脚で歩み、成長を一番近くで見届けられる仕事です。A&Rとしても、会社としても、当然そのアーティストを売れる様に育成しないといけません。どの様にすれば売れるか、どの様な音楽性で売り出し、どの様な視聴層を狙うか等の方針を話し合い、決めていくのもA&Rの仕事です。常に国内の音楽の動向に目を向け、アンテナを張り、トレンドを見据え、時には流行を作り上げていく事も必要になるでしょう。
また、A&R以外においても根本は同じで、音楽をビジネス的な視点で追う事になります。好きな事を仕事にするというのは、覚悟のいる事かも知れません。しかし、逆に言えばそれだけの覚悟を持って臨める人にとって、レコード会社での経験はやり甲斐以上のものがあります。
そして、インターネットでの情報収集も非常に大切ですが、百聞は一見に如かず。先ずは思い切って飛び込んでみる事も良いでしょう。どの様な仕事をしていても苦労はありますし、どれだけ考えて行動しても失敗は必ず起こるでしょう。どの様な経験であれ、最後に自分が思い描く将来の糧になれば、如何なる失敗も挫折も問題ではないでしょう。
この記事が、あなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。
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レコード会社の今後の展望
さて最後にはなりますが、レコード会社の今後についてお話します。
初めにもお伝えしましたが、今やストリーミング音楽サービスの勢いは留まるところを知らず、フィジカル商品の市場が世界的に見ても大きい日本においても、市場の維持というのは極めて困難である事は容易に想像が付きます。これまでフィジカル商品の売上が、大半を占めていたレコード会社にとって、苦難の時代の幕開けである事は間違いないでしょう。
ただ一つ忘れてはならないのは、音楽が無くなることは無い事 です。
廃れる事もなければ、成長が止まる事も恐らくないでしょう。音楽は、長い年月を掛けて人々の暮らしの中で育まれてきました。それは今後も変わる事はないでしょう。
ある人にとっては、一日の支えに
ある人にとっては、一年の支えであり
ある人にとっては、人生の支えです
良いアーティストと皆さんを巡り合わせる仕事。それがレコード会社であり、ストリーミング音楽市場がマーケットの中心となる時代が来た場合でも、その根本が変わる事は無いでしょう。
音楽業界への就職を考えている10〜20代の皆さん。飛び込んでみてからがスタートです。
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