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BTS(防弾少年団)のリーダー・RM(旧名:ラップモンスター)が突如7曲入りのソロ楽曲『mono.』を発表した。現在、SoundCloudやSpotifyなどで公開されているほか、オフィシャルのTwitterアカウントや、YouTubeに掲載された収録曲「forever rain」のMV詳細欄などで、フリーダウンロードできるリンクが掲載されている。
彼がリーダーを務めるBTSは、米ビルボード・チャートで1位を複数回記録、イギリスのロンドンでのO2アリーナ公演も完売の結果を残し、その他世界86カ国のiTune Storeで1位を記録するなど、世界的にも異例の記録を次々と打ち立てる名実ともにワールドクラスのアーティストとなった。また、先日Tempalayの新作ミニ・アルバム『なんて素晴らしき世界』のリード曲である「どうしよう」をTwitterで投稿(画像)したことで、国内インディ・リスナーの間でも大きな話題となっている。
本作は、RM(旧名:Rap Monster)のソロ作としては2015年発表のミックステープ『RM』以来の作品となる。MV全体を通してセンチな雰囲気の仕上がりとなっており、RMの内面が存分に表現されている楽曲となっている。そして、本作では、以前からコラボを匂わせていたUKはロンドンのデュオ、HONNEとのコラボ曲も収録されている。
「seoul」と名付けられた本楽曲は、控えめながらも跳ねるようなビートが近年再興の機運を感じさせるニュー・ジャック・スウィング的な要素を感じさせつつも、アゲ過ぎないメロウなアレンジや、シルキーな音像にはHONNEのカラーが色濃く反映されているような気がする。また、楽曲アレンジとして僅かながらオートチューンのようなエフェクトがかけられたボーカル(コーラス)ラインからも、近年の音楽トレンドを掬い上げる器用さが感じられる。
また、先述の通り、同時に「forever rain」のMVも公開されている。アトモスフェリックなトラックや低空飛行するメロディアスな楽曲が流れるアレンジでMVが構成されている。エレキ・ギターやストリングスが演出するエモーショナルな世界観も見もので、USロックにおけるセンチメンタルでダークなヒップホップとも相通ずる点がある。
BTSと言う世界中を虜にする大スターのリーダーを務める傍、先鋭的な音楽性を擁するだけでなく、今回のように作品をフリーダウンロードで公開するなど、フットワークの軽さも見せつけるRM。今後も彼らの世界的な規格外の活躍に期待していきたい。
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