Incognito新旧メンバー共演のアルバム「Music. Magic. Ironic.」12月に発売

EVENING編集部

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公開日：2025年11月27日

イギリスのジャズ・ファンクバンドIncognitoが、通算20作目となるスタジオ・アルバム「Music. Magic. Ironic.」を2025年12月24日にリリースする。

新旧メンバーが共に制作した本作は全17曲を収録し、リーダーのBlueyが幼少期に受けた音楽の魔法の記憶をテーマにしている。英国と米国の多彩なヴォーカリストが参加し、バンドの歴史と音楽性を反映した作品となっている。

アルバム「Music. Magic. Ironic.」の背景とコンセプト

IncognitoのリーダーであるJean-Paul “Bluey” Maunickが幼少期を過ごしたモーリシャスでの体験が、本作のタイトル「Music. Magic. Ironic.」のインスピレーションとなっている。

地元の音楽家たちが労働の終わりに手に入る楽器で演奏し、人々を踊らせ歓喜に満ちた光景が、Blueyに「音楽」と「魔法」を混同させるきっかけを与えた。彼はこの体験を「魔法」と捉え、プロとしての生涯をその創造に捧げる決意をしたという。

今回のアルバムは新旧メンバーが協力し、多くの「魔法」が生まれた制作過程を経て完成した。

参加ヴォーカリストと収録曲の特徴

本作には英国を代表するヴォーカリストJoy Rose、Tony Momrelle、Natalie Duncan、Cleo Stewartに加え、米国のパワフルなシンガーMaysa LeakとZebulon Ellisが参加している。

全17曲を収録し、多彩な音楽性を持つ楽曲が並ぶ。シングル曲「It's About Time」には長年のヴォーカリストJoy Roseが参加し、バンドの45周年記念イベントや今後の世界ツアーで披露される予定である。

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Incognitoの歴史と音楽的歩み

Incognitoは1981年にデビューし、ジャズ・ファンクやアシッド・ジャズの代表的バンドとして知られている。リーダーのBlueyは1980年代後半から楽曲制作を始め、1991年にTalkin’ Loudレーベルから復活を遂げた。

1992年のアルバム「Tribes, Vibes & Scribes」ではStevie Wonderのカバー曲がヒットし、以降も国際的な人気を確立。1993年の「Positivity」や1995年の「100 Degrees & Rising」などで高い評価を得ている。

Blueyは世界のソウル界における重要人物の一人として位置づけられている。

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