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クリープハイプの尾崎世界観が執筆した初の小説「裕介」が文庫本化
EVENING編集部
公開日:2019年5月3日 / 最終更新日:2024年1月15日
クリープハイプの尾崎世界観(Vo・G)が2016年6月に執筆した初の小説「祐介」の文庫化が決定し、5月9日に「祐介・字慰」として発売されると明かされました。
尾崎世界観にとって初の小説であり、自身の本名をタイトルに冠した「祐介」は、アルバイトをしながら活動を行う、夢見る売れないバンドマンと、彼が恋したピンサロ嬢の生活やその先に見えるものを描いた作品です。
彼の体験を反映した、半自伝的な内容となっています。当時、刊行に際し尾崎は「音楽では足りない所を全部出せました。もしこの小説を書いていなければ、今頃音楽を辞めていたと思います」とコメントしていました。今回文庫化される「祐介・字慰」には、尾崎が新たに書き下ろしたスピンオフ作品「字慰」や芥川賞作家・村田沙耶香による解説文が収められると明かされ、装丁はアートディレクター・寄藤文平が手がけている。
尾崎祐介が描く、尾崎世界観の物語とは
「祐介」は「『尾崎祐介』が『尾崎世界観」になるまで。たったひとりのあなたを救う物語。」と紹介されています。
ちなみに彼の名前の「世界観」は、初期メンバー時代の2005年からであり、当時多くの人から寄せられた「世界観がいいね」という評価に対する疑問からつけられたとのことで、それまでは本名で活動していました。
これまでの著書は祐介、苦汁100%、苦汁200%の三作品。苦汁100%、苦汁200%は自身のエッセイ本となっています。また、これらは全て文藝春秋から出ており、おなじく文藝春秋で2015年7月末から「本の話 WEB『1分書評』」という連載を書いていました。
尾崎世界観の新作「字慰」も収録
2012年4月にアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャー・ デビューして以来、「文学性が高い歌詞を書く」と評され、また近年ドラマや映画に楽曲が起用され、その特徴的なハイトーンボイスとマッシュルームカットで注目と人気をあつめたクリープハイプ。
そのほとんどの作詞作曲を手掛けるフロントマン・尾崎世界観の新作「字慰」も収録されているということで、すでに本作を読み終わっている人も、もう一度手に取って欲しい作品になっています。
クリープハイプとしてのVIVA LA ROCKへの出演予定も
クリープハイプは、5月3日埼玉史上最大のロックフェス「VIVA LA ROCK 2019 」や千葉で行われる「2019 JAPAN JAM」への出演が予定されています。
クリープハイプのステージを見る前に、ぜひ今回の作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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