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三浦春馬さんの死から学ぶこと。ヒトが人生で遺せる「僕のいた時間」とは
EVENING編集部( Evening Music Records )
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三浦春馬。
これだけ真摯に作品に向き合い、プロ意識を持った青年は他にいなかっただろう。
そんな彼が、突然他界してしまったのは2020年7月18日。当日真面目で遅刻することは滅多にない三浦さんが仕事場に現れないため、関係者が彼の自宅に訪ねたところ、クローゼットの中で首をつった状態で発見され、搬送された病院で死亡が確認された。室内には遺書らしきメモが残されており、警視庁は自殺との見解で情報公開がなされている。
一方、この一連の報道を真正面から受け止められない方が多いのも事実だ。それはファンであるからこそ、三浦春馬さんの活躍を今後見ることができないという気持ちの方もいれば、生前の「プロ意識」「真摯な姿勢」のイメージがあるからこそ、自殺という選択をする訳が無いというもの等、様々だ。
この様に思えるのは、恐らく1人の人間として、彼が体現してきた作品や人間性、そして周囲の友人に与えてきたポジティブな影響が非常に大きかったことを証明しているとも言えるだろう。もし彼が生きていたら、この様子を自身で見て、自らの気づかないところで彼を必要としている人が多くいたことを認識できたことだろう。思いとどまることもできたかもしれないと考えると、非常に残念だ。
しかしながら、結果的に三浦春馬さんが亡くなったという事実は変わらない。
生前の彼から学び、次の行動に繋げることが、三浦春馬さんの人生の意味に繋がると言えるが、それは何だろうか?
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命を題材にしたドラマをやりたい
この言葉は、彼が生前に残した作品の中でも名作とも言える「僕のいた時間」を三浦さんが提案した時のものだ。
2013年にヒットした「ラスト・シンデレラ」の撮影中、出演者であった三浦春馬さんはフジテレビ関係者に「命を題材にしたドラマをやりたい」と持ち掛けるかけたのだ。その結果、この提案が採用され、1年近い企画期間を経て実際にドラマ化されたのが本作だ。
三浦さんが演じたのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に立ち向かう青年である澤田拓人という役柄だった。ALSという疾患は、運動神経細胞の異常から徐々に筋肉が衰え、自分の意思で体が動かせなくなってしまう指定難病である。最初は手足が動かしづらく感じる様な軽微な症状から、徐々にのどや舌の筋肉に症状が進展し、最終的には呼吸に必要な筋力でさえも奪われてしまうという恐ろしい病気だ。
同作の中でも、筋力が低下し命の灯火が小さくなる中でも、賢明に生きようとする姿を演じる姿に心を動かされた方も多かっただろう。演者としては、その様な状況に置かれた心象や物理的な体の動かし方まで、細部を研究し見事に演じ切るなど、まさにプロ意識の高さが作品に現れている。
演者として非常に難しい役柄であり、センシティブな題材である故に、その演技力次第では自らにネガティブな反響が返ってくることも想像でき、普通であれば避けたくなる様なものだが、自らテレビ関係者に企画提案したと言うからプロ意識の高さが窺えるものだ。
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三浦春馬さんから学ぶべきこととは
最終的に、彼が最期にとった行動は、世間一般的には決して褒められるものではない。寧ろ最もとってはいけない行動であっただろう。
しかし、すでに三浦春馬さんは俳優としての人生において、この世の中に示してくれたメッセージは計り知れないものがある。その中でも最も学ぶべきであるのは「体現する力」だろう。
幼少期から、俳優というプレッシャーも非常にかかる仕事の世界に身を置き、自分の中で消化しきれない苦悩もあったであろうが、着実に作品としての結果を残してきた。2019年に演じたドストエフスキーの小説である「罪と罰」では、罪を犯したラスコリニコフの苦悩を絶妙な演技で披露するなど、難しい役柄においても結果を残していた。
また、今となっては彼自身しかその理由は知り得ないが、自らの命に終わりを告げる選択したことも、あってはならないことだが自ら決断し体現したのであろう。
三浦春馬さんが示した「何かを成し遂げる」という姿勢。現代では、思い通りに行かないことも多い世界であることも事実だが、私たちは学ぶべきではないだろうか。
それこそが、彼が遺してくれた「僕のいた時間」の意味となるのではないだろうか。
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