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〈ライブレポート〉RYUTist 結成11周年秋冬ツアー、白熱した初日の東京公演とは…
RYUTistが、11月27日(日)に東京・新宿ReNYでライブツアー『RYUTist結成11周年秋冬ツアー【(エン)】』の初日となる東京公演を開催した。
RYUTistは新潟市古町を拠点に活動するアイドルグループ。2011年の結成から音楽制作とライブを重ね、現在では音楽性の高いグループとして全国規模で人気を集めている。
そんな彼女たちが11月22日に発売した5thアルバム『(エン)』は、君島大空、柴田聡子、蓮沼執太、パソコン音楽クラブなどの先鋭的なアーティストが楽曲提供した、これまで以上に進化したサウンドを聴かせる作品だ。ネクストレベルに突入したニューアルバム『(エン)』を引っ提げてのツアーだけに、ライブでも新たなRYUTistを体感できるステージが繰り広げられた。
ライブは、ニューアルバム『(エン)』の世界観を軸に構成される展開となっていた。紺をベースに黄色のアクセントの入った衣装を着た、佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁のメンバー4人は、ポストロック、エレクトロニカ的なサウンドの中で、音と一体化しながら歌とダンスを表現していく。
ニューアルバム『(エン)』に収録された楽曲たちは、普通に考えると振り付けがつくようなタイプではない。だが彼女たちは、ライブを進行させながらそうした常識をどんどんぶち壊していくのだ。RYUTist恐るべしである。
君島大空が作詞・作曲・編曲した「朝の惑星」は、メンバー4人がノイジーな中にある繊細なメロディをしっかりと歌い、ステージを大きく使いながらしなやかにパフォーマンス。
没 a.k.a NGS(Dos Monos)が作詞、石若駿が作曲・編曲したアブストラクトファンクとでも言うような「うらぎりもの」では、美しいハーモニーを歌いながら流麗なダンスを見せる。
RYUTistの公式お姉ちゃんに就任した柴田聡子が手がけた「オーロラ」は、削ぎ落としたサウンドで構築されたボーカルワークが命の楽曲。目まぐるしく動くダンスを見せながら歌で物語を紡いでいくパフォーマンスは、新しい音楽表現でも見ているような感覚に…
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