提供:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
自然と都会――バンドの個性を昼夜公演で表現したSPiCYSOL恒例“Coral Day”
SPiCYSOLが3月5日の“珊瑚の日(Coral Day)”に毎年恒例のワンマンライブを開催。今年は昼夜二部構成で、昼公演は海を感じさせるセットリストを盛り込んだ“Surf Time”、夜公演は都会の夜を思わせる選曲の“City Time”と銘打ち、おのおの100名限定のプレミアムなライブとなった。
会場であるTENNOZ KIWAは天王洲アイルの運河の“際”のアートなエリアに立地。20℃近い好天に恵まれ、周辺では散歩する人、カフェのテラス席でランチする人など、都心とはいえリラックスした空気が流れる。天井の高いサンルーム風の会場内部も心地よく、ステージ上はKENNY(Vo,Gt)曰く、海底を思わせるグリーンで装飾をしてもらったそう。開演まではスクリーンにおなじみの茅ヶ崎サザンCの周辺を行き交う人々の映像が投影されていた。
昼の部はKENNYの「3月5日、珊瑚の日、Coral Day、楽しみましょう」という挨拶を受け、「Coral」からスタート。PETE(Tp,Key,Cho)の晴れやかなトランペットが自然光に溶け合う。気取らない言葉の中で永遠の愛を誓う人気曲であると同時に、Coral Day に聴くと、より大きな愛や寛容さに思いを寄せたくなる。一転、AKUN(Gt)の洒脱なカッティングとKAZUMA(Dr)の乾いたスネアがアーバンなダンスタイムに誘う「Mellow Yellow」。2曲目にしてすでに心地良いグルーヴにフロアが包まれ、「Traffic Jam」のタイトルコールに呼応してハンドクラップが起きた。着席したままだが、多くの人が体を揺らしている。湘南の光景が浮かぶ歌詞も相まって気分はひと足早く夏だ。テンポよく進むステージ。続いてはKENNYがアコギを弾く「Honey Flavor」。彼の小気味いいカッティングと…
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