BTS、グラミー賞 受賞ならずもファンへの感謝のコメント。「Dynamite」パフォーマンスやファンの反応とは…
第63回グラミー賞で受賞を期待されていたBTS(防弾少年団)だが、惜しくも「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門での受賞は逃す事になった。
これらの受賞を獲得したのは、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの「RAIN ON ME」だったが、肉薄の結果だったと言えるだろう。
また、グラミー賞の授賞式では、BTSはノミネート楽曲「Dynamite」の歌唱パフォーマンスを披露し、受賞の結果はともあれファンからの熱い視線を集めていた。彼らが実際にパフォーマンスを披露した会場は、韓国のライトアップされた高層ビルの屋上等から配信されていたとの事で、新型コロナウイルス感染症の流行で、音楽ライブのパフォーマンスが難しい中でもファンの期待に応える形となった。
そして、グラミー賞の発表の際に、BTSメンバーやファンからは様々な反応がTwitterに寄せられていた...
※ Twitter投稿動画1: https://twitter.com/BTS_twt/status/1371324800157712384
※ Twitter投稿動画2: https://twitter.com/shookynuna/status/1371414994537959427
▼ 悲願のグラミー賞受賞ならずも...
Twitter上では、BTSメンバーの反応に加え、ファンから「(受賞は逃したけど)とても誇りに思うわ」という様な投稿も寄せられており、実際のところ世界的にもBTS(防弾少年団)のグラミー賞 受賞がどれ程期待されていた事かが想像できる様な反応が垣間見えた。
また、受賞結果を受けて、BTSメンバーのジミンはコメントを残しており、「貴重な経験ができました。心からありがとう。幸せです。ARMY(BTSファンの呼称)」とTwitter上でも発信する等、感謝の気持ちを忘れていない様子であった。悲願のグラミー賞受賞を逃した事は残念だが、この様な謙虚な姿勢を見る事ができただけでも、世界中のファンにとっては喜ばしい事であったのかも知れない。
今後も、グラミー賞だけでなく世界的な音楽活動を展開していくBTSだが、ますます注目だ。
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Tool、グラミー最優秀メタル・パフォーマンス受賞!グラミーは面白い!
◆Tool、グラミー最優秀メタル・パフォーマンス受賞!グラミーは面白い!
Toolが第62回グラミー賞において最優秀・メタルパフォーマン賞を受賞した。
彼らはこれまで2回同じ賞を受賞しており、今回で3回目となる。今年のグラミー賞といえばビリー・アイリッシュが4部門を受賞したというニュースで持ちきりになっていたが、グラミー賞はポップソングにとどまらない、ロックにも焦点を当てているのだ。近年ではToolはDownload Festivalなど大型音楽フェスでのヘッドライナーを務めるなど、ロック界での大御所である。
◆グラミー賞から見る、ロックの衰退とポップの躍進
近年の最優秀レコード賞受賞者は、ポップス、ヒップホップ、ファンク、R&Bといったジャンルのアーティストが並ぶ。
もともとグラミー賞というものはロック・ミュージックとは少し縁遠いものが歴史的にあり、その遠い距離を近づけるべく1989年に最優秀ハード・ロック・ヘヴィ・メタルといったカテゴリーを加えている経緯がある。近年の最優秀グラミー賞にロックバンドが現れないからといって、ロックの衰退を意味付けることは到底浅はかであるが、少し寂しいのも事実だ。
今のグラミー賞において、最優秀グラミー賞にふさわしいアーティストはどれほどいるのだろうか。また、これから現れるのであろうか。そういった意味で、グラミー賞は一つの指標であるとも考える。その年の素晴らしい楽曲が権威あるグラミー賞というものによって、世界中に知らしめられるのだ。
最も、今年のグラミー賞において最優秀ラップ・アルバムを受賞したタイラー・ザ・クリエイターは権威じみたグラミー賞の意義について懐疑の言葉を残したという事実もある。権威のあることは事実だが、絶対的ではないというのがグラミー賞の実情でもある。
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タイラー・ザ・クリエイター、グラミー最優秀ラップアルバムを受賞!HIPHOPの王者へ
◆タイラー・ザ・クリエイター、グラミー最優秀ラップアルバムを受賞!HIPHOPの王者へ
先日行われた第62回グラミー賞において、タイラー・ザ・クリエイターのアルバム「IGOR」が最優秀ラップ・アルバムを受賞した。
同賞のノミネートにはミーク・ミルの「Championships」、YBN Cordgeの「The Lost Boy」、21 Savageの「i am >i was」、Dreamvilleの「Revenge Of The Dreamers III」などがノミネートされており、その中での堂々の受賞となった。
ヒップホップという長い歴史を持つ音楽ジャンルであるが、発展の経緯などから考えても一般的にはアンダーグラウンドな印象のあるジャンルである。そういったジャンルにもグラミーは焦点を当てて、こういった賞を用意している。改めてグラミー賞が威厳のある賞であることを理解できる。アーティストにとっても大事な存在なのだ。
◆タイラー・ザ・クリエイター本人による、授賞式でのコメントが印象的。
最優秀ラップ・アルバムを受賞したタイラー・ザ・クリエイターは受賞した時のスピーチを行なっている。そのスピーチがまた印象的である。
彼は母親、友人、家族、スタッフ、レーベル、ファンといったあらゆる人物、これまで自分と関わってきた全ての人に感謝を述べている。それぞれに感謝を述べるにあたって「俺のクレイジーなアイデアを信じてくれてありがとう。」といった言葉を添えている。改めて考えさせられる言葉である。
ヒップホップというアングラな世界に飛び込み、自身の音楽性を披露するというのはとても勇気がいることであり、ある意味変わり者であるとも言える。そんな自分を信じて、ついてきてくれた人がいることに彼は心から感謝しているのだ。彼ほどビッグなアーティストになると、その本質のありがたさを忘れてしまう人も多くいるのではないか、そういった忘れた心を想起する、そういったきっかけに彼の言葉はなり得ると思う。
スピーチには「俺らラップの世界で完全に「受け入れられた、認められた」と感じたことがなかったんだ。だからみんなが俺のそばにいてくれて、ここまで連れて来てくれたと思ってる。本当にありがとう。」という言葉も添えられている。
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