ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)の謎な感じが、音楽コンテンツとしてヒットする訳

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皆さんは、ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)というアーティストをご存知だろうか?

 

 

通称、「ずとまよ」と呼ばれているのは、一人の音楽好きの少女の投稿が、爆発的なSNSなどの拡散を通じて形成されたアーティストだ。そう。まさにトレンドと言える誕生の仕方をしたアーティストと言えるだろう。彼女の何がすごいかと言うと。2018年6日4日に初めてYouTubeに投稿した1曲のMVが公開からわずか約20日間で100万再生を記録し、2019年2月現在時点では約1,700万回再生という驚異的な数値を叩き出していることだ。

 

 

楽曲のクオリティから、おそらく全てを自分で制作している訳ではなく、アレンジや制作部分のサポートは受けていると思うが、認知度ゼロの段階からここまでの明確な結果を出せるのは、彼女の歌や楽曲センスによるものと言うしかない。

 

 

 

もともとACAねさんが、Twitterにジェニーハイ音源の弾き語りをアップし、それを川谷絵音さんがリツイートしたことで爆発的なSNS上で拡散されたことが、彼女の起点となっている。著名なアーティストや芸能人からのSNS上での推奨を通じて拡散されることは珍しくもないが、ここまでの拡散を引き寄せたのは彼女の音楽的センスだろう。

 

 

なんと言って良いのか分からないが、少女のような声の中にも人を惹きつける芯の太さが感じられるメロディラインの歌い方と、アニメーションで補佐された特有の世界観で彼女のアーティストとしての作品が出来あがっている。普通に歌がうまいという感覚の一つ上をいくレベルだ。私見だが、ワンフレーズ曲を聴いただけで人に勧めたいと思わせられるかどうか。ここにアーティストとしての力量が現れると思う。

 

 

加えて、新作も2019年には発表しており、「眩しいDNAだけ」というタイトルで新たな曲調の作品を公開している。下記に動画を掲載してるのでみて欲しいが、A~Bメロはやや抑えめのラップ調の導入から始まり、その後、サビ部分への展開としてのBメロで盛り上がりを綺麗に繋げ、サビ部分では彼女のハイトーンボイスを強調しすぎない中にも印象付けるような大人な楽曲構成に仕上がっている。

 

 

また、本作は作詞・作曲・ボーカルはACAねさんだが、アレンジは界隈では著名なボカロPである「ぬゆり」さんが担当している。この方の代表曲としては「命ばっかり」あたりだろうか。同曲はEveさんにも2017年にカバーされており、ボカロの世界から息を吹き込まれたように楽曲のリアル感を表現した作品として耳にされたこともあるかもしれない。その楽曲はこちらだ。

 

 

話を戻すと、ACAねさんの謎な雰囲気は良い意味でリスナーの好奇心を掻き立てているのだろう。これだけ初速して聴かれている(YouTubeで再生されている)にも関わらず、メディア露出がほぼないというのは視聴者心理からすると、想像を掻き立てる材料には事欠かない事になる。

 

 

つまり、リスナーやファンの間で、それぞれの個人の中で楽曲から伝わる声や歌詞やアニメーション映像を通じたイメージをコミュニケーションとして視聴者に伝わり、そこでファン心理としてこうあるべきだ、こうあって欲しいという像が彼女に投影される。アイドルは虚像であって、良いイメージで形作られるのに似ているのかも知れない。メディア露出が少ない程、想像が豊かになるのだ。

 

 

これは恐らく意図的なメディア戦略なのかも知れないが、今後の展開としては難しい面もある。そう。露出を控えると言うことはシンプルにビジネス上できることが限られてくるからだ。楽曲に絶対的な自信とファンを遍く視聴者層に広げることができる実力があれば、それは問題ないが。YouTubeだけをとってもほぼ誰でも歌手や演奏者などの表現者になることができる時代に、それを数年単位でなく、5~10年以上も拡大し続けることは独力では至難の技だろう。

 

 

反面、メディア露出を上手く活用できるアーティストは楽曲と相乗効果を出す形で、自らの価値の最大化(この場合はマネタイズの最大化)を図ることができる。良い面、悪い面があるのは勿論だが、バリエーションが増えるのは確かだ。

 

 

例えば、冒頭で名前が出てきたゲスの極み乙女のボーカル兼プロデュースも行なっている川谷絵音さんが挙げられるだろう。彼は、当初は兼任していたindigo la End(楽曲の仕上がりからして本来本腰を入れているバンドの様に思うが)のバンドでの活動もあったのだが、ゲスの極み乙女がメディアにフォーカスされ有名になった。その後、ベッキーさんとの一連の騒動があり、今は落ち着いているが、共通しているのは、強烈なメディア戦略だ。

 

 

彼の様なタイプだと、本来は楽曲制作から演奏、歌唱と、アーティストとしての活動に加え、裏方としてのプロデュースや構成など全体管理もしなければならないため、多忙すぎていずれかに専念せざるを得なくなる業務量になると想定されるが、そこは意図的に「天才」と言うイメージで良い意味で自らをプロデュースしていたのだろう。楽曲が良いのは勿論だが、TVでみる彼らの音楽観や曲の裏話に共感を覚え、新たなリスナーになった方も多いはずだ。

 

 

このため、ACAねさんも今後どの様なリスナーやファンとのコミュニケーションを取っていくのが重要になる。僕としては、ACAねさんには変わらず音楽を追求して欲しいと思う。恐らく歌声からして10代(?)の印象を受けるが、彼女の声なら人を感動させることが出来る条件は揃っていると思う。だからこそ、音楽に向き合う姿勢が重要になると。一人のアーティストして世界の表舞台に立つ時からクリエイターとビジネスの間での葛藤が出てくると思うが、その狭間にあってもいつでも純粋に音楽を大切にする心を持つこと。それが良い作品を産むと思います。

 

 

まあ、彼女にとっても2019年は知名度的にも作品数的にもかなり加速する年になるのではないかと期待してます。ビジュアル的にも申し分なさそうな彼女なので、それをきっかけに多方面からのファンも出来てより楽曲を知ってもらえる機会も増えると思うし。(トップ画像はACAねさんのInstagramより)

 

 

今後に期待と言うことで。本日はこれまで。

 

 

 

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また、関連おすすめアーティストのMV動画も掲載します。彼女と同一人物(?)と言うくらい声も楽曲クオリティも素晴らしいアーティストです。関心ある方は是非聴いてみてください。

 

 

 

 

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投稿者プロフィール

Yuki
YukiEvening Music Records, CEO and Director of Production Business
執筆者:ユキ(Evening Music Records編集長、Production Manager、デジタル音楽ジャーナリスト)

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